君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学)
君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学) / 感想・レビュー
あつひめ
暦って…カレンダーのようなそっけないものと違って人に密着していると思う。切なくなったり、楽しみになったり…季節にあわせて人は呼吸しているのを忘れているのかも。秋から冬へは、一人じゃ寂しくなる季節。誰かと寄り添いたい…季節。今の時期、しみじみと秋の夜長に手に取るにはちょうどいい1冊。点訳したい1冊。
2013/09/12
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
小川さんの「霜降」目当てで、借りた!小川さんらしいお話かな。おいしそうな食べ物に、温かい生命、優しくて切ない男女の出会いと別れなど・・・。今回は、全体的によかったと思う。おもしろい話や、共感できる話、謎めいた話や、ちょっと怖いような哀しいような話、温かい話やおいしそうな話など、色んな話が読めて、しかも一話が短いから読みやすくていい。気に入ったのは、小澤征良氏の「大雪」かな。ヴィッキさんの言う言葉とか、「シルバー・ムーン」というお店についてとか、なんかじんわりきた。平松洋子氏の「処暑」に出てくる氷が魅力的!
2013/04/07
小梅
大雪が良かったな。春から夏バージョンより気に入った作品が多かったです。
2014/12/24
ゆにこ
ナオコーラさん、柚木さんが目当てで読みました。ナオコーラさん、とても良かったです。ノートにメモしておきたい言葉が沢山ありました。これから自分が辛い事があった時に、支えになってくれそうな話でした。
2016/05/13
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
一年を24に分けた〈二十四節気〉に従い、12人の作家が秋から冬へ向かう季節を紡いだ〈物語のバトンリレー〉。年の終わりに読めて、読み友さんに感謝。厄介な同僚に消耗させられるOLを描いた内田春菊さんの〈立秋=8月8日頃〉は、暑苦しい気分を思い出します。水割りの氷をモチーフにした平松洋子さんの不安なファンタジー〈処暑〉、山崎ナオコーラさんの哀しみを帯びた静かな〈秋分〉、東山彰良さんの詩のような〈小雪〉、新年の平和な風景を描いた飛鳥井千砂さんの〈小寒〉などが特に好み。空気の匂いや肌触りを感じるアンソロジーです。
2014/12/27
感想・レビューをもっと見る