([か]9-1)好きなひと (ポプラ文庫 日本文学)
([か]9-1)好きなひと (ポプラ文庫 日本文学) / 感想・レビュー
いたろう
女性を主人公にした連作短編5編。ちょっと世間からズレた女性、今はうまくいっていない女性、自分に自信をなくした女性、等々、5つの短編で登場人物がゆるく繋がっていると思ったら、最後に、まさかこの人とこの人は同じ人物だったの?という楽しみもあり。しかし、皆、どんだけジュード・ロウが好きな訳?(笑) 神田さん自身がかなりのファンとみた。表紙画は、それだけで本を手に取りたくなる加藤木麻莉さん。読み終わってから、改めて表紙を見て、ここにあの人が、という楽しい発見も。
2016/12/17
coco夏ko10角
5つのお話収録の連作短編集。悩み・とまでいかないちょっとしたモヤモヤがうまく書かれてた気がする。あとユーモア具合がちょうどよかった。特に『ペンダント』が面白かった。 単行本時のタイトル『フェロモン』
2015/06/04
むぎじる
今まで経験したことのない生活や役割を経験することになった、女性が主人公の5編の短編集。人から言われたささやかな言葉、恋をする高揚した気持ち、近くにいるだけで元気をくれる人・・・ちっぽけなことかもしれないけれど前向きになれることってたくさんあるし、この積み重ねが幸せなのかな。「いつかは幸せになっているのだから、今はこんなんでいい」肩の力を抜いたほうが、次の一歩が進みやすくなりそうな気がする。楽しい小説だった。
2013/11/04
かんちゃん
ブックオフでなんとなく装丁に惹かれ、なんとなく名前に惹かれ、なんとなく購入。5編の短編集に登場する旬ではない女性達それぞれの物語。なかなか物語に入り込めないままなんとなく読了。だから記憶にもなんとなくしか残ってない。。。 なんとなく著者の神田茜さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。たぶん女性の方が共感ポイントがたくさんある作風なのかもしれません。初読み作家に対してこんななんとなくな感想でホント申し訳ないです。
2016/07/13
mari
短編集だが登場人物が繋がっていて読んでいてとても楽しかった。皆一生懸命に生きているってしみじみ感じ、読後感も良かった。それぞれの主人公に「頑張れ!」ってエールを送りたくなる。作者が講談師だからかユーモア溢れる箇所もたくさん! 神田茜さん、もっともっと読んでみたい!
2022/02/23
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