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リボン (一般書)

リボン (一般書)

リボン (一般書)

作家
小川糸
出版社
ポプラ社
発売日
2013-04-10
ISBN
9784591134245
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リボン (一般書) / 感想・レビュー

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風眠

小学生のひばりちゃんと、おばあさんのすみれさん。ふたりで卵から孵したオカメインコ、リボンと名付けられた小鳥。リボンは人生に立ち止まっている人たちの肩に、ほんのひととき羽を休める。鳥の保護施設で働く青年に、赤ちゃんを失った母親に、死の間際にある画家とアシスタントと新人編集者に、ベルリンの壁で分けられてしまった恋人に、そしてまたリボンは飛び立っていく。ずっと登場している訳ではないのに、ときどきしゃべったりとか、小さいくせにリボンの存在感は大きい。年月を経て、ふたたび出会うラストシーンが奇跡のように美しい物語。

2013/06/08

❁かな❁

とても素晴らしい作品でした*小川糸さんの作品を読むのはまだ2作目ですが小川糸さんの作品が大好き♡久々に後半約40ページずっと涙が止まりませんでした(இдஇ; )一羽のオカメインコのリボンといろんな人々とのお話。どのエピソードも心温まり、私も思い切りその世界に入り込んでました。すみれちゃんと、ひばりさんの大切な日々、美歩子さんと風子さんと津野田さんのお話が特に素敵*一羽の小鳥リボンの存在が沢山の人々の心を癒し奇跡を起こす。こんなにも深い感動を与えてくれるなんて♪宝物のような作品に出逢えて本当に良かったです♡

2015/11/13

ちはや@灯れ松明の火

白髪の巣に包まれて、やさしい歌を注がれて、二人の母に守られて、あなたは生まれた。大空をどこまでも飛ぶために。バナナ色のからだ、広げた羽は末広がり、ふたつの魂をつなぐリボン、あなたはまた旅に出る。誰かに幸せを届けるために。さびしい、行かないで、会いたい、ここにいて。くり返す出会いと別れにこぼれた涙。だけど、あなたと過ごした時間は宝物だから、あなたの幸せはわたしの幸せだから。この広い空の下、見えないリボンを辿れば、いつかあなたとまた会えるから。やさしい歌が風に舞う、わたしを呼ぶ声が聞こえる。おかえりなさい。

2015/08/01

みっちゃん

この胸いっぱいに溢れるもの。オススメしてくれた読友さんに心から感謝。そこここで呼び名を変えながら、ひとの哀しみに寄り添い、心と心を結んでくれる、その小さな翼。最終章、主人公が視た幻視とも言える体験には、じわっと涙が出そうになった。そしてラスト…巡り巡ってまた出会う。ほんとうに良かった。

2016/08/24

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

いつも通り、読んだら胸がじんわりとあったかくなった。正直、最初は「鳥の話・・・?」と残念に思ったけど、ある鳥が関わってきた色んな人たちの物語でもあるとわかって、「いいな」と思ったし、最後まで読むと割と濃かった。「魂とは、イチゴ大福のイチゴのようなものだ」というのは興味深かった。あと、最後にリボンが言った「こわくないよ」はグッときた。ここに出てきたのは全部リボンなのかどうかわからないけど、誰にとってもかけがえのない存在なんだな、と感じた。個人的には、「美歩子せんせ」と「ふぅちゃん」と津野田さんのお話が好き♪

2014/01/14

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