([ふ]2-1)快晴フライング (ポプラ文庫 日本文学)
([ふ]2-1)快晴フライング (ポプラ文庫 日本文学) / 感想・レビュー
machi☺︎︎゛
マカンマランが大好きだから読んだ一冊。移転前のシャールさんのお店も出てきてジャダさんも変わらずだった。でもそれよりもおまけ感覚で読んだこの一冊が素晴らしかった。廃部寸前の水泳部の部の存続をかけた大会優勝。戦力外のメンバーとヤル気のない顧問、柳田先生。仲間の死や性同一障害で悩む同級生の問題も全部乗り越えて大会で優勝できるのか。最後は感動で何回も涙が溢れた。
2020/12/11
chiru
廃部寸前の中学水泳部が舞台🏊『空気読まない?!上等だろ‼』のセリフの通り部員が個性的! 芸人志望の関西弁男子、忍びのような女子やアニオタ部員。自己中リーダー率いる『水泳ド素人集団』が大会優勝を目指す!! しかし廃部を目論む柳田先生、男子枠で出場するGID美少女など、障害は山ほど。オカマのシャールさんの登場で、一気に面白さが加速。偏見という高い壁を乗り越え一致団結した部員たちに怖いものはひとつもない。“試合に負けて勝負に勝つ”の意味は“昨日までの自分自身”に勝ったということ🎖 笑って泣ける良作❕ ★4
2020/09/04
aquamarine
部長を失って廃部寸前の中学水泳部を存続したい。自分が泳ぐことしか考えていなかった主人公が、部長を継ぎ、反感を買って主力メンバーが抜けてしまった部の存続のため奔走します。幼馴染の敦子や人魚のように泳ぐ謎の少女、それぞれが何か抱えている個性的な残ったメンバーとともに、彼と仲間たちがそれぞれ成長していくのが本当に素晴らしい。彼らの親との関係など、ベタではありますがとてもよかったです。マカンマラン最終巻の前にこちらをぜひという読友さんのレビューで手に取りましたが、中学生のシャールさんではなく、シャールさんは→
2019/01/16
ちーたん
★★★★☆古内さんのデビュー作。廃部寸前の水泳部を立て直す青春ストーリー◆『マカン・マラン』シリーズが大好きで《おしまい》前に読んでおく事をオススメしてもらった1冊。あの方はこう叫ぶ「いやー!ちょっとなんなのあんたたち、愛ね、愛!燃えるわ、照れるわ、青春だわぁ!」スピンオフ感覚で手に取った自分を猛省。全くもって逆だ!最初からあの世界は古内さんの中で出来上がってたんだ!悩みを抱え、成長する彼らの姿は時に涙し、眩しく輝かしくて、一緒に応援した!そしてとうとう決心!この中の誰かに再会出来る《おしまい》を読もう!
2020/10/09
sayuri
第5回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作で古内一絵さんのデビュー作でもある本著。「快晴フライング」「夏のエール」2篇収録。舞台は廃部寸前の弓が丘第一中学水泳部。主人公は自己中の龍一。メンバーはダメダメ部員ばかりで顧問は全くやる気が感じられない。そんな状況で水泳部の再建を目指し立ち向かって行く、言うなれば王道の青春ストーリー。主人公やメンバーの成長、顧問の気持ちの変化などベタな展開ではあるけれど、性同一性障害に苦しむメンバーと「マカン・マラン」シリーズに登場するシャールさんの存在が物語に温かさと深みを出していた。
2019/06/01
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