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真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)

真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)

真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学)

作家
大沼紀子
出版社
ポプラ社
発売日
2013-10-04
ISBN
9784591136249
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真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫 (ポプラ文庫 日本文学) / 感想・レビュー

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れみ

とある街の小さなパン屋さんが舞台のお話、第4弾。やっと最新刊にたどり着きました。希実の従姉妹・沙耶が転がり込んできてから起こる騒動とか、あれこれがありつつ、希実の過去もだいぶ明らかになってきた感じで、美和子が真夜中のパン屋さんを開こうと思った理由のあたり、ちょっとウルッときた。それはそうと、まだまだ謎な部分も残されているので次を読むのが楽しみ。あと個人的には村上母が結構好きだった。

2013/11/10

しゅわ

【図書館】シリーズ第四弾。前回のラストでまさか?のお母様登場!だったから、あのあとどうなったの!?と勢い込んで本を開いてみたら…まさかの肩透かし?その上、クレさんまで所在不明で、いったいどうなっちゃの(涙)状態。見え隠れする希実の記憶、そして登場した従姉妹の事情…謎が謎を呼ぶ展開です。あいかわらず健在の“できる変態”班目氏のお株を奪う?あらたなるストーカー登場→変態ホイホイかい!というツッコミには笑いました。織絵や綾乃、そして多賀田さんまで(出番は少なかったけど)ちゃんと登場してて嬉しいな。

2014/03/31

ちはや@灯れ松明の火

どっちがいい?どっちも好きだから、どっちかなんて選べない。降りしきる雨音に泣き声がにじむ。魔女がかけた呪いのせいで、おいしかったフルーツサンドは喉の奥にひっかかりことばを塞ぐ。血を分け与えたから奪い取る逃げ道、繋がってないから募る離れていく不安、親は子に親として育てられているのに。雨に打たれて追いすがった。手はふたつあるのに、どっちかなんて。凍ったデニッシュにかける甘酸っぱい熱々のレモンソース、口の中でとけあう味はこんなにも優しい。雨の滴に隠した涙、眠らせた記憶、本当は、みんないっしょにいたかっただけ。

2014/12/11

再び読書

ますます人間関係が複雑に絡み合うようになった4巻、まだ続きますね。5巻はいつ出るのか気になります。今回はいきなり暮さんがいないし、雨の回想からつらい過去が想像され、少し重くなりました。このシリーズは、この暗さを引きづっていくところが特徴ですね。しかし、希望を持てる締めくくりがエピソードは終わり、少しフラストレーションが残りながらも次に続いていく。爽快感はないが、なぜか続けて読みたくなってしまう。見事に作者の罠(狙い)に嵌っているのでしょうか?まだまだ謎を残したまま、この巻も終わりを告げる。

2015/07/02

hiro

真夜中のパン屋さんの閉店時間、午前5時が近づいてきた‘午前3時’の第4巻。クレさんが前半登場しないのが寂しいが、いつものように濃いキャラの新しい登場人物達が持ち込んできた事件を、弘基、変態斑目氏、ソフィアたちと、成長した希実が解決するいつもの展開だった。しかし、終盤?ということで、希実、母律子と美和子の関係、なぜブランジェリークレバヤシが夜に店を開くのかもわかってきた。前作を読んだ後に、フルーツサンドを買って食べたが、今回もまったく食べたことがなく、想像ができないアイスデニッシュを食べたくなった。

2013/10/20

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