([あ]5-2)山越くんの貧乏叙事詩 (ポプラ文庫 あ 5-2)
([あ]5-2)山越くんの貧乏叙事詩 (ポプラ文庫 あ 5-2) / 感想・レビュー
kishikan
芦原さんにはなにか惹かれるものがあって、結構追いかけているのだけれど、この本(元本の雨鶏)も気になっていた一冊で、やはり読んでみると、ああ芦原節満載だなぁとまた満足。時代が自分の学生の頃とかぶっているだけじゃなく、山越君の精神構造とか設定が自分に似ているということもあるかもね。芦原さんを初めて読む人にはお勧めできないけれど、かなり読み進めてきた人には必読書かも。
2014/07/19
ミュポトワ@猫mode
図書館本。自伝ぽい内容。マジの自伝じゃない?主人公と作者の名前違うけど。内容は、グウタラでテキトーな大学生の日常をつづったものです。こういう性格の人、大好き♪高校時代の親友がまさにこんな感じで、就職しないでフラフラしてましたw私は、主人公に向かって怒っている立場の人で、早く就職しろって言ってましたw今、なにやってんだろーなぁって懐かしく思いましたよ。そういえば、出身大学同じだな、作者と親友w同じようなのが集まるんですかねwこういう生活したいなぁって思いつつ、自分は性格的に無理だなぁって思う、そんな本でした
2019/04/23
アメフトファン
母校生協で買った本。大学生に読ませていいのか?と思うぐらい勉学に励んでいない貧乏学生の姿が生き生き描かれております。悪友がいて故郷で待つ親がいて。私の学生生活もここまでではなかったけどめちゃくちゃだったなと懐かしく思い出しました。あの自由な学生生活は人生で一度きりなんですね。ちょっとほのぼのとしてなぜか少し前向きになれる貧乏学生叙事詩でした。
2013/12/11
coco夏ko10角
昭和のぐうたら学生のこれも青春。
2016/04/02
Yuki
60年代の学生運動が盛んな時期の(おそらく)早稲田の学生、山越くん。彼の不真面目でだらけた大学生活を軸にした連作短編集。怠惰だけど飄々としててなんだか憎めない主人公と、彼を取り巻く友達との日常がゆるく語られる。基本的に山越くん自身に変化はないのだけど、たまに現れる学生運動の描写や友人の恋愛話が物語にスパイスを与える。平成の大学生ものといえば森見登美彦や万城目学を思い出すけど、昭和の大学生ものを書かせるなら芦原すなおなんだな、と思った。
2018/09/21
感想・レビューをもっと見る