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(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2014-07-04
ISBN
9784591140741
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(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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さてさて

大人の私たちは忙しい毎日の中で、どうしても心の余裕を失いがちです。かつて見えていたものがいつの間にか見えなくなってしまう、そんなこともあるのだと思います。『魔法』という言葉に心をときめかせたあの時代、この作品はそんなあの時代のあなたが思っていたこと、感じていたこと、そして夢見ていたことを思い出すためのきっかけとなってくれる作品ではないかと思います。村山早紀さんの優しい眼差しに心があたためられていくのを感じるこの作品。引き続き下巻も読み進めていきたい、人の心の優しさに触れることのできる素晴らしい作品でした。

2022/05/07

ひめありす@灯れ松明の火

ねえ、ルル―。ルルーは魔女なんだから、私の友達を助けてくれる?昔あなたの友達になろうとしたこの優しい女の子を、どうか助けて。あなたなら出来るでしょう?……ううん、あなたはちっとも勇敢なんかじゃなかったね。弱虫で淋しがりで、自分に勇気の魔法をかけられなかった臆病なルルー。だけど最後まで人間を信じて助けてくれようとしたよね。魔法なんか使わなくていい。でも、傍に居て。私がここで頑張る事、そこで見ててね。一欠けらの勇気を分けて。その本は終わってしまうけれど、その本をめぐる私と彼女の物語は、ここから本当に始まるから

2015/06/27

たるき( ´ ▽ ` )ノ

うわ、すごく好きなお話だったヾ(*´∀`*)ノいいな。すごくいい。現実にいたはずなのに、気がついたら不思議な世界に入り込んでいるかんじ。大人でもこんなに引き込まれるのに、子どもの頃に読んでいたらどう感じたんだろう。久しぶりに『宝物』にしたくなる本に出逢えて幸せ(*´∇`*)下巻も楽しみ♪

2014/07/19

ユメ

私にとって読書の原点である図書館を思い出す。そこにルルーの本があったならば、きっと何度も借りて帰っただろう。そして、ルルーと友達になりたいと願っただろう。南波は言う、「子どもの頃に好きだった本は、おとなになってもずっと本屋さんにあると思ってた」。その気持ち、すごくよく分かる。あの頃は、自分が児童書から遠ざかる日が来るなんて思ってもみなかった。けれど、こうしてまた大好きだったファンタジーを手に取る日だって訪れている。あの頃培ったものはきっと永遠なのだ。本にかじりついては夢見た魔法は、再び本を開けば甦る。

2015/11/25

みーちゃん

何かを信じるにはそれだけの時間と積み重ねが必要なのに、疑うときは一瞬で、あっけないなと思いました。人間に酷く扱われても、人間を信じ続けるルルーは、本当に強いなと思いました。 ルルーの話に引き込まれすぎて、何度もあくまで朗読している物語だということを忘れて読んでました! これから南波と沙綾にどう関係していくのか、下巻が楽しみです( * ॑꒳ ॑* )♪

2022/05/19

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