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(P[む]1-10)その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-10)その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-10)その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2014-07-04
ISBN
9784591140758
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(P[む]1-10)その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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さてさて

『魔女のルルー』の活躍を描くこの作品。そこには「風の丘のルルー」という既刊の物語を”小説内小説”として外側の物語に鮮やかに融合させていく素晴らしい物語世界が描かれていました。村山さんの作り上げる極上のファンタジーに酔うこの作品。『わたしは人間が好きなの』と人間の為に奮闘するルルーの健気な姿にあたたかいものが込み上げるこの作品。汚れた心がどんどん洗い流されていく清らかな読書。やさしい思いに心が満たされていくあたたかな読後感。そう、まさしく絶品!村山早紀さん、このような素晴らしい作品をありがとうございました!

2024/05/17

たるき( ´ ▽ ` )ノ

この上下巻、今年のナンバーワンに決定!!すごい。ほんとにすごい。本の中の世界に、簡単に入り込ませてくれる!私の求めているファンタジーそのもので、感激した!!!構成も好きだなあ(*´∇`*)こんなに素晴らしい内容なら、まずはハードカバーで出して欲しかったなぁ。もう1冊ずつ買って、保管用にしようかな♪

2014/07/26

ひめありす@灯れ松明の火

世界はいつだって、魔法と奇跡に満ちている。だからもし風早の街を飛び越えて、この赤い髪の小さな魔女が私の前に降りてきたら「友達になろう」と勇気を出して云おう。少し大人になり過ぎてしまったけれど、この声はあなたと私の世界の扉をノックするはずだから。異物は受け入れられない。だけど少しでも、昨日よりも良い自分でありたいと願うから。自分に魔法を。素直に、しなやかに。まずは花ゲリラ。私の知らない所で一輪でも花が咲く様に。道に咲いたタンポポの綿毛にふうと息を吹きかけてみる。ルルーと同じ位の背丈の少女であった頃、みたいに

2015/06/27

みーちゃん

全てがとても善い人になるのは難いくら酷い扱いをされようとも誰にでも優しくあろうとするルルーの姿がとても格好良かったです。 昔は魔法が本当にあったかもしれない、ルルーは今でもどこかにいるのかもしれないと感じさせるような楽しいラストで良かったです。 ルルーのことをいつもいじっているペルタは、ルルーのことを1番よく分かっているし、1番隣で見守っているかけがえのない存在だなと思いました。

2022/05/30

美登利

上巻で謎として残っていた現代を生きる二人の少女の抱えた事情がわかり、更に物語としての魔女のルルーは、ただの怖がりの幼いだけの女の子から成長していきます。そこには、愛すべき友達のクマのぬいぐるみのペルタがいつもいて。物語の中の一人と一匹の掛け合いが可愛くて、励ましあいながら生きる姿が読んでいて抱きしめたくなるほど愛おしいです。私はこのルルーのお話は読んだことがありませんでしたが、もし少女時代に出会っていたらさぞかし夢中になっていたでしょう。そしてこの本は今を生きる少女たちにも勇気をくれるお話だと思いました。

2014/08/24

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