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いとの森の家(一般書)

いとの森の家(一般書)

いとの森の家(一般書)

作家
東直子
出版社
ポプラ社
発売日
2014-10-28
ISBN
9784591142073
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いとの森の家(一般書) / 感想・レビュー

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❁かな❁

お気に入りの東直子さんの作品を読むのは5作目。福岡県糸島郡に一年住んだことのある東さんが「死刑囚の母」と呼ばれ受刑者に慰問したくさんお手紙を交わしたことで知られる白石ハルのこともモデルにし創作されたフィクションとのこと。作中のおハルさんがとても温かい素敵な方で感動しました*小学生の加奈子が引越し先で出会った人々、自然豊かな土地での暮らしなどが描かれています!私も大阪から転勤で違う土地で暮らしたことがあり、その時の風景などが浮かんできて懐かしくなりました♪死刑囚の俳句は切ないです。素敵な作品でした★

2015/02/13

takaC

なるほど。この話にぴったりのタイトルですね。著者にとって美しく大切な体験が書かれていました。

2016/05/22

ゆみねこ

坪田譲二文学賞受賞作品。作者の実体験をもとに描かれた、とても美しい1冊です。福岡の糸島を舞台に都市部から田舎に引っ越した小4の少女加奈子と死刑囚に慰問活動をするおハルさんの交流。わずか1年のここでの暮らしは加奈子の心にしっかりと刻みつけられたことでしょう。お薦めです。

2016/02/06

chimako

この物語が気持ち良いのは、子どもたちが気持ちをしっかりと言葉で伝えることが出来るから。それを受け止める懐の深い大人たちがいるから。東さんが描く森の中の神社や畦道の通学路やハルさんの庭や家の縁側・・・何でもない普通の場所がまるでそこにあるように色彩豊かに目の前に現れる。歌人ならではの言葉のセンス。そして、死刑囚の抑えた思いが迸るような俳句。日頃目にすることのないその一句一句に涙が溢れるのを止められなかった。幸せの意味を問われたよう感じた。ふた昔も前の小学生の目を通して自分の今を顧みられる秀作。良い本でした。

2016/02/27

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

85/100点 福岡の街から田舎に引っ越して来た小学4年生の女の子の1年を描いた作品。素敵な家族と共に四季折々の自然と触れ合いながら、そこで出会った友達の咲子ちゃんや近所に住んでいるハルさんとの日常の暮し中で、自然の大切さや命の大切さを学び成長していく様子が、ふんわりと優しさのある文章で描かれています。読んでいて個人的に梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」のような空気感を感じました。読後感も良い素晴らしい作品です。

2016/09/14

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