([や]2-3)幸福トラベラー (ポプラ文庫 や 2-3)
([や]2-3)幸福トラベラー (ポプラ文庫 や 2-3) / 感想・レビュー
佐島楓
不幸せになるために生まれてきた人なんて、きっといない。私はそう信じたくなった、この素敵な物語を読んで。
2015/11/19
Walhalla
爽やかな青春物語でした。彩夏さんにはちょっとミステリアスな部分がありますが、それが魅力を高めていましたね。 あのアヒルのマークのバスガイドさんも登場していて、テンションあがります。一方では、上野公園の原爆の火や、上野大仏の歴史など、作品を通じて初めて学ぶ事もありました。 単に、面白いだけの作品ではありませんね。著者のネーミングセンスにはいつも楽しませて頂いているので、さすがに『UENO3153』は完全にネタだと思ったのですが、こちらも実在するのですね。大変失礼しました。
2018/09/19
ユメ
新聞部の取材で上野公園に来ていた小美濃くんは、修学旅行で上京してきた行方さんと出会う。上野を駆け回る二人の、爽やかな青春ストーリー。二人が本のことで話を弾ませているのに頬が緩む。「ロアルド・ダールが好きなひとは、みんな素敵なひとなんだって」こんな台詞を聞いたら、久々にダールの作品を読み返したくなった。ちょこちょこ登場する小美濃くんの友人ムラヂの言うことがまた素敵に青臭くて好き。行方さんの抱えていた秘密は切なかったけれど、それもまた二人が出会った奇跡を引き立てていた。デコとクゥちゃんの友情出演もたまらない。
2018/02/04
タルシル📖ヨムノスキー
中学2年の男子小美濃くんは、新聞部の取材で上野公園を訪れる。そこで偶然出会ったのが謎多き女の子行方さん。小美濃くんは行方さんを案内して1日上野公園を巡ることになる。私は残念ながら上野公園に出掛けたことがないので、いつかこの本を片手に、上野公園を散策してみたい。この物語は〝幸福ロケット〟の続編的な物語だが、それが色濃く出るのは、文庫書き下ろしになってから。アヒルバス、凹組、カキツバタ文具、ホットパンツと山本幸久ファンなら思わず口元が綻ぶキーワードが盛り沢山。小美濃くんと行方さんのその後も、是非読んでみたい。
2020/05/29
keith
上野公園で出会った中学生のいわゆるボーイ・ミーツ・ガール物。もう少しいろんな出来事が起こるのかと思ってましたが、あっさりと終了。アヒルバスのデコちゃんも脇役で登場してました。
2018/05/05
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