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(P[む]1-12)天空のミラクル (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-12)天空のミラクル (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-12)天空のミラクル (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2016-01-04
ISBN
9784591147917
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(P[む]1-12)天空のミラクル (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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美登利

風早の街に引っ越してきた、女の子。見えないものが見えることで幼少期に心を閉じ込めてしまった女の子が、周りの優しく頼りがいのある大人とクラスメート達から、大事なことを気付かされる物語です。途中、ホラーシーンが結構ありいつもの村山さんの雰囲気とは違うのですが、私は楽しんで読みました。これまでの可憐でふわふわしたイメージの主人公ではなかったことも良かったです。この本のあとがきも村山さんらしくて心が暖かくなりました。

2018/04/30

ひめありす@灯れ松明の火

一人ぼっちはさびしくて。だけど、考えてみて。はじめは皆一人ぼっちだったの。一人きりなのは、あなただけじゃない。皆がさびしくて、不安で。だけど、よく考えてみて。独りぼっちは、どこにでもいける。何にでもなれる。明日いきなり一人ぼっちじゃなくなることだってあるの。必要以上にあらゆることを恐れては駄目。一人だから、友達ができる。それを嬉しいと思える。自分から生まれたお化けに負けないで。奇跡を信じるの。そして次はあなたが一人きりの誰かを探してあげて。一緒に戦ってあげて。そうしたらもっと、一人ぼっちじゃなくなるから。

2016/01/30

はつばあば

見えないものが見えるのは幸せなのか不幸なのか。帯の「戦う」は自分自身との闘いでもある。男の子を持ったことのない私に、男の子の孫が「これでも男の子って良い?」とでも言うように挑戦してきた。2歳にならない女の子のような顔をした孫に振り回されている私は、風早レインボーホテルに迷い込み、あやかしに振り回されているようなものだった"(-""-)"。

2016/01/06

sachi

人が見えないものが「見える」事が受け入れられずに心を閉じていたさやかちゃんが暮らす事になった風早の街。優しい魔法のような風早の街の雰囲気に、日常の何てことないシーンや会話にも涙腺が緩む。不可思議屋さんのシーンにはドキドキ…タロットの描写も素敵。桜の樹の下に現れる幽霊のお姫様。人の心の闇が産み出した邪悪な魔物。魔法と友情と奇跡。児童書の復刻版のようだけれど大人でももちろん楽しめる作品です。村山先生の優しい優しい物語、またまた楽しみなシリーズがひとつ増えました。2巻と書き下ろし3巻も待ち遠しい!

2016/01/10

はな

以前児童書として出版されていた本だということですが、読んだことはたぶんなかったようです。見えないものが見える少女さやかが風早の街で大切な友人もでき優しい叔父さんに認められて成長していくファンタジー。見えないものが見えることを否定され、さやか自身も否定されたかのような対応をされ傷ついていた心を叔父さんが知っていたけれど、素敵なことですよと認めてくれた。これってとても大きなことだったと思います。優しいストーリーでした。

2016/01/18

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