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ミナトホテルの裏庭には

ミナトホテルの裏庭には

ミナトホテルの裏庭には

作家
寺地はるな
出版社
ポプラ社
発売日
2016-02-15
ISBN
9784591149102
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ミナトホテルの裏庭には / 感想・レビュー

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mariya926

月一ぐらいで寺地はるなさんの本を読んでいます。私って陽子さんみたいって思いました。多分第一子の長女は多かれ少なかれ陽子さん要素があるのではないでしょうか?上手くいくと罰が起こる。わがまま言えない。片付けが苦手(笑)なので我儘互助会が羨ましいです。なんて素敵なメンバー構成。死後も我儘に付き合ってくれるなんて…。私も我儘を何でも聞いて、我儘を言ってくれるグループが欲しいです!!もう少し歳をとったらメンバー募集してみます(笑)内容としては冷淡に見える主人公がミナトホテルでの出会いを通して変わっていく物語です。

2021/10/08

おしゃべりメガネ

『大人は〜』と『架空の犬〜』を読んですっかりファンになった寺地さん作品で、期待度かなり高めで読みましたが、ちょっと違ったかなぁと。いい雰囲気ではあるのですが、なんかちょっと薄味というか中途半端な感じになってしまいました。読んだタイミングが良くなかったのかもしれません。出てくる人物の誰か1人でもハマれるキャラがいれば良かったのですが、自分的にはどのキャラもハマらず、ちょっと残念でした。主人公の「芯」も友人「湊」も優しいのはいいのですが、なんだかつかみ所がなくて。「花岡」さんのキャラが一番ステキだったかも。

2019/03/15

mocha

がんばってもダメな時は休む。逃げる。ミナトホテルみたいな逃げ場があったら、ラクになるだろうな。主人公が熱の感じられない淡々とした青年で、でも「頼られたい」と思っていたことに何だかほっとした。君は冷淡なんかじゃないよ。「我儘互助会」私もお仲間になりたくなった。

2016/10/15

舟江

図書館で背表紙が新しかったので選んだ。テンポも良く面白かった。内容は「人との関わり」をテーマにしているのだと思うが、いろんな年代の人々、彼らの特殊な人間関係が描かれ、週刊紙記事を読んでいるように楽しめた。

2016/11/07

はる

読み始めの雰囲気からは想像もしなかった読後感。切なくなるような、それでいて温かい気持ちになる、とても繊細な物語でした。ふんわりとしたラストの後の、一見蛇足のように感じた陽子さんの独白が、こんなにも見事に物語を補完するとは…。のんびりとした文章の奥の、なんて鋭い感性。普段気付かないような事に気付かされたような気分です。今後が楽しみな作家さん。読友さんに感謝です。

2016/04/30

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