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ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)

ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)

ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル)

作家
村山早紀
出版社
ポプラ社
発売日
2016-03-04
ISBN
9784591149362
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ルリユール (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー

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はつばあば

風早の街には夢と魔法と愛に溢れている。去っていった私の、あなたの大事な人と逢えるかもしれない風早。人だけにとどまらず今回は本の話。幼い頃に大切にしていた、何度も何度も読み返したあの世界中のお話たち。紙の本だもの紙の重さや印刷の匂いに、その国の匂いまでかいだ気分にさせてくれた。満ち足りていたあの頃の本。貸して返ってきた時にヨレヨレになって・・。「もう二度と貸すものか」と思ってもその本の世界を共有できる嬉しさ。本は作られるだけでなく、人と人の間さえもルリユールしてくれる風早の街に訪れてみて下さい。

2016/12/13

あつひめ

心の痛みの裏には、人を思いやる気持ちや幸せになろうとする想いが隠れている気がする。今回も悪い人は出てこない気持ちが鎮まる物語だった。いい人生だった…そう言える生き方をしたいと常々思っている私の目に飛び込んで来たこの一行。50を過ぎてもまだまだ人生の迷子になっている私は何が足りないのか…何が多すぎるのか…とアレコレ考えてみたり。人にはその人なりの生きる場所や生き方が魂の根っこに埋まっているのかもな。もう少し心の声に耳を傾けようと優しい物語の世界の一員になったつもりで本を閉じた。ルリユール、ステキなお仕事。

2018/09/09

sachi

文庫での再読。風早の街の美しくて不思議な物語。「世界の何より本が好きな魔女と、黒猫の姿をした七匹の魔神と、本の声を聞く女の子の物語をあなたのそばに」村山先生、大好きです。どのお話も哀しくて美しくて優しい気持ちになれます。「たぶん世の中には、我々が思っているよりも、もとたくさん『嘘』のようなことが起きているのかも知れません。奇跡はふとした瞬間に、起きるものなのかも」そしてレモンバターのパスタにスパムおむすび。村山先生の作品はもれなくお腹が空きます(笑)続編もあるとの事で嬉しい。楽しみに待ってます。

2016/03/08

hirune

文庫本を購入したので再読。読みやすい文章でサラサラと引き込まれます。はるかさんは人を惹きつけてなんとかそばに留まってほしいと思わせる、美しく綺麗な声で歌う小鳥のようだけれど、自由に空を駆けて生きる鳥だから誰にも束縛できない。ただ一人娘の瑠璃だけ、相手から拒まれることでしか断ち切ることができなかったのが悲しいですね。文庫版の書き下ろし短編では、瑠璃は空に飛んでいっても戻ってきてくれる小鳥だということで、なんか良かったな、と(o^^o)

2016/03/23

Yuna Ioki☆

1437-133-40 村山早紀作品初読み。ふわふわっとしたファンタジー。大人から子供まで楽しめそうです。ちょっとした哀しい過去があっても幸せになる権利は誰にでもあると教えてくれる1冊。

2016/05/16

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