(P[む]1-14)天空のミラクル 夏の魔法 (ポプラ文庫ピュアフル)
(P[む]1-14)天空のミラクル 夏の魔法 (ポプラ文庫ピュアフル) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
ねえ、さやちゃん。十年がたちました。この世界はあなたが望んだ様に遠回りでも、時に犠牲を支払いながらでも、少しでも良い方に進んでいるでしょうか。正しい方に、間違っていない方に歩んでいるのでしょうか。十年の間に、沢山の痛みと混乱が世界を包みました。今のあなたはどうしていますか。どんなお嬢さんになっていますか。どの街をどんな音を鳴らして歩いていますか。風早にいるのでしょうか。ひとりぼっちではありませんか。あの時の幻想と勇気と友情を、今も胸に抱いていますか。みんなはどうしていますか。今のあなたにも私は会いたいです
2016/05/31
hirune
一番厄介なのは情報を闇雲に信じてしまうこと、皆がやってるんだからという集団心理。元はノストラダムスの大予言みたいな与太話なんだけど、それが大騒動になっちゃうんだよね、不思議の町 風早では!今回はSF風味のファンタジーでした。仲良しトリオも大活躍したし、さやかの心に寄り添えるボーイフレンドも不思議な仲間たちも増えて賑やかになってきました☆次回ではさやかの闘病中のお兄ちゃんに会えるかなぁ?
2016/06/18
はな
風早の物語の中でもかなり好きな1冊です。3人の少女たちの成長ぶりもより感じられたし、世界もさらに広まって涼君という男の子が気になります。星屑のコーヒーなんて私も飲んでみたい。星の輝きどんなだろうかと思うと、わくわくします。ちょっと切なくなる話も今回の装丁のきれいな青空で癒されるような気がしました。
2016/05/22
sachi
天空のミラクル2作目。児童書の文庫化作品だけれど、初読みの私にとっては村山先生の新刊です。あぁもう、どうしてこんなに素敵なのか。ワクワクして、ドキドキして、切なくて。季節の匂い、てあるある!春の匂い、夏の、秋の、冬の匂い。村山先生の文章からは毎回本当に季節が薫るような気がします。爽やかな風が吹くような。そして村山作品といえば美味しそうな食べ物!今回は星くずコーヒーにラムネ!ビー玉が瓶の中でお月さまのようにふんわり光るラムネ…夏は苦手だけれど今年はラムネを飲もうと考えたら少し楽しみになりました。
2016/06/12
ありす
夏に読もうと思ってとってたのに、読みそびれるとこだった。風早の街に広まる『吸血鬼』の噂。誰かが口にすれば、魔物は力を蓄え、そして復活の日が訪れる。さやかと友人たちは謎の究明にのりだし、魔物と対峙することに。これはフィクションだけど、言霊の力を改めて意識させられた。【シリーズ2作目】
2021/08/15
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