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きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2)

きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2)

きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2)

作家
藤谷治
出版社
ポプラ社
発売日
2017-06-02
ISBN
9784591155042
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きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2) / 感想・レビュー

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佐島楓

ある程度実績があるが、もう若くはない女優と、恐ろしいほど稼ぎがあったデイトレーダーの恋。恋愛ものとはいっても、二人とも大人なので甘味成分は控えめ。人生の岐路に立った二人をさらっと描写しているところに好感が持てた。

2017/06/21

Kanae Nakajima

人生のピークを過ぎかけたふたりが、居場所を見つけていく物語。「ピークをすぎた」ということを認め、折り合いをつけていくことってとても苦しい。作者はこの二人にとても厳しい、と思わされる描写が出てくるのですが、それでも人生は続いていくし、生きねばならないのだ、という潔さが好きでした(あ、作中の二人はぐるぐる思い惑っています)。

2017/07/08

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/04/post-63ec1f.html

2020/04/28

糸巻

落ち着いた大人の恋愛物語。年齢的にピークを過ぎた女優のマユと一夜にして文無しになった伝説のデイトレーダー・ケン。二人の出会いや恋に落ちた瞬間も描かれているが、キュンとするような甘い描写がないので安心して読める。主役級ではないがそこそこ多忙なマユがヒモ状態のケンのために家を買おうと決意する情の深さに心動かされた。互いに不満があっても波風たてずに少し遠慮しながら尊重し合って暮らすのが長続きさせるコツかな。序盤はやや退屈だが家を買ってからの展開が中々面白かった。

2019/10/07

ぜんこう

アンソロジー以外では初読の作家さん。試しに図書館で借りてみた。 最後のほうは何かと動きがあったので良かったけど、途中はなかなか読み進められず。 デイトレーダーと女優の組み合わせが自分と全く関係ない世界で、どっちにも今一つ共感できないせいか? 最後のほうの庭の花が好き勝手かつ下品に喋ってるようなノリが全体を通じてあれば良かったのになぁ。

2017/09/27

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