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地の星 なでし子物語: なでし子物語

地の星 なでし子物語: なでし子物語

地の星 なでし子物語: なでし子物語

作家
伊吹有喜
出版社
ポプラ社
発売日
2017-09-21
ISBN
9784591156056
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地の星 なでし子物語: なでし子物語 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

嗚呼、こうきましたか~!先に『天の花』を読んだので、この展開はしっくりきました。夫を慕っているのは事実。けれど立海への想いはもう一つの自分の心なのです。けれど今は、おあんさんとして、母として守るべきことが己のなすべき事。「やらまいか」頑張れ、耀子!この先の物語はまだまだ先になる様だから、ゆっくりと待ちますよ。えぇ、待ちますとも!立海の純な気持ちに揺れるけれど私はやっぱり龍治が好き(笑)それにしても伊吹さん、今回はいろんな問題を提起して各人の言葉に多々頷かせて頂きました。秀逸ですね。次は『人』でしょうか?

2018/03/18

しんたろー

前作を読んで数年経ってしまったので詳細を忘れてしまったが、常夏荘の世界へスッと入っていけた。舞台になっている場所さながら、森林浴をしているかのような清々しく凛とした文章は心地好い。子供だった立海と耀子が大人になって、どんな経緯があったのかは書かれていないのでもどかしさがあったが、二人の間に漂う切なさや純情も悪くない。耀子が自身の自立と地域の為に頑張る姿は素直に応援したくなる「町おこし」ものの見本のような展開を楽しめた。「どうして」よりも「どうしたら」が前向きに生きるコツなんだと教わった気がする。

2017/11/19

fwhd8325

この物語は、本当に素敵シリーズです。時の経過も読み進むうちに、そこにいたように素直に入り込むことができました。わくわくするような力が私にもわいてくるように感じます。前作と今作の間を描いた作品も控えているそうですが、とても楽しみです。

2018/02/07

Atsushi

「なでしこ物語」続編。時は流れ耀子は照子の息子と結婚して常夏荘の主人になっていた。前作での家庭教師青井の薫陶は無駄ではなかった。あたらしい自分を見つけようともがく耀子。たくましく生きる姿に胸が熱くなった。ラスト近辺で立海と交わす会話が切ない。耀子と立海そして龍治の間に何があったのか。次回作が楽しみだ。

2018/01/10

yoshida

前作から18年。耀子と立海も成長。耀子の結婚相手が予想と異なる。栄華を誇った遠藤家にも昔日の面影はなく。耀子が勤務するスーパーの諸問題を「どうして」ではなく「どうしたら」と考えて解決法を見出だす様子に、前作を自然に思い出す。避けられぬスーパーの閉店に対し、耀子が苦悩し出した回答、そして行動に耀子の成長を感じる。勿論、衰えたとは言え、遠藤家や常夏荘の力の後押しはある。しかし限られた人員と環境で熟慮し行動する。人生の様々な状況にあてはまる事柄だろう。考えたら実際に行動する。その大切さを教えてくれる作品です。

2019/04/30

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