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東京23話 (ポプラ文庫 や 3-1)

東京23話 (ポプラ文庫 や 3-1)

東京23話 (ポプラ文庫 や 3-1)

作家
山内マリコ
出版社
ポプラ社
発売日
2017-10-05
ISBN
9784591156360
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東京23話 (ポプラ文庫 や 3-1) / 感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

東京23区がそれぞれ一人称で自分を語る、面白い趣向の作品。私はハマっ子だけど、東京の学校に通ってたし、仕事でも通ってたし、あちこち遊びに行ったし、懐かしい場所が沢山登場して、思いっきりノスタルジーに浸ってしまう。品川駅の所在地は品川区じゃないとか、荒川区に荒川は流れてないとか、大田区の面積の3割は羽田空港とか、そんなちょっとしたトリビアネタもあって、とっても楽しかった。あれだけ通った渋谷駅も、今はすっかり様変わりしちゃったみたいだし、電車の路線もだいぶ変わったみたいだし、今度訪れた時には浦島太郎状態だな。

2020/10/28

菜穂子

大田区、歌に歌われた洗足池は出てきたが、池上線は出てこなかったな…。多摩川に向かうとジャイアンツのグランドがあり○○に会ったと喜んだ学生時代、もう無くなったのか。蒲田駅近く電車から見えるタイヤ公園、手作りが大好きな人なら絶対外せないユザワヤ 、こちらは縮小したらしいが健在。坂の多い文京区、動坂は出てこなかったけれど、吉祥寺の鐘の音は耳の奥に刻まれている。中野区とは言っても練馬に隣接していて住民の自覚は中野サンプラザの隣にある区役所に行った時だけかな。かつて住んだ街は思い入れがあるなと思った本でした。

2017/10/29

ワニニ

23区各々が自分語りするという、面白い本。それぞれの区の特徴を捉えて、それらしくしゃべっているのが良い。馴染みある区もない区も、知っていることも知らないことも興味深く読める。ただ、通り一遍な感じはして、サラッと読みながら、頭のもう一方では自分自身の、その区の思い出とか記憶、移り変わりに、つい思いを巡らせてしまう。それにしても、ずいぶん変化しているのだなぁ。作者も書いていたが、連載中と文庫発行時でさえも、あれっ?と思う所がある。東京オリンピックに向け、まだまだどんどん変わる東京。色々な物語も生まれるだろう。

2017/10/17

エドワード

大学生の頃読んだ、泉麻人さんの「東京23区物語」から40年を経て読む本書。東京の変貌ぶりを見た目からは、各区の個性は、怖ろしく変わらない。江戸からの変遷に焦点が当たっているからかな。一人称の使い分けが面白い。港区、中野区がオレ、世田谷区があたくし、渋谷区があたし、足立区がこちとらで文京区が吾輩と来たもんだ。行ってない区はないぞ。東京大仏まで見に行ってるね。でも東京は大き過ぎるよ。ホント個性豊かな町。地下鉄がもう少し空くといいのにね。赤羽で飲んで、新宿で飲んで、銀座で飲んだな。私のパーカーは“23区”だぜ。

2021/08/21

たるき( ´ ▽ ` )ノ

面白かったー!知らなかったことが沢山あって、楽しみながら勉強できて得した気分。『ここ荒川区には……荒川は流れてません!!』には笑ったな〜(*´∀`*)区を擬人化するって発想がいい。

2020/11/15

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