(図書館版)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ選書 未来へのトビラ File No. 2)
(図書館版)世界史で読み解く現代ニュース (ポプラ選書 未来へのトビラ File No. 2) / 感想・レビュー
なま
★4.2 複雑なニュースを世界史から丁寧に読み解き時代背景を把握する。中国の海洋戦略は大航海時代よりも100年前に実施された鄭和の南海遠征から探る。中東問題のキーワードはオスマン帝国。帝国の成り立ちから解体までを読み解き、クリミア戦争、パレスチナ問題等の国際紛争の原因にも迫る。その他フランス革命、地球温暖化の章も有。自分の頭で一つずつ整理し、自分事として考える入門書。「イスラム教」を「イスラーム教」、「メッカ」を「マッカ」表記の教科書も最近増えてるようだ。(帝国書院は2022年、変更無)
2022/12/04
Taka
最近ビジネス書は頭の中の箸休めと化している。なんとなーく知っていることだが時々思い出さないとびっくりするくらい忘れてしまうので、時々これくらいの軽い本を読む。鄭和の時代を目指す今の中国。オスマン帝国の強大な領土と緩やかな治世。オスマン帝国すなわちイスラムとヨーロッパ。世界の隠れ家フランス。国王を処刑し恐怖政治に怯えナポレオンに熱狂した国の世界への影響は。素晴らしさの影響が悪いものに繋がるのは皮肉。産業革命から始まる地球温暖化は何をもたらすか。地球は灼熱の球だった。地球は大丈夫だけと人間は滅ぶ。それだけ。
2022/02/23
藤吉
増田ユリヤさんが世界史について、池上彰さんが現代ニュースについて交互に項目について書いてくださっていてたいへん分かりやすかった。世界史については高校の世界史と変わらないレベルだったけれど、現代ニュースについては知らないことが多く、非常に楽しめた。 現代ニュースもたぶん高校で真面目に授業を聞いていれば知ってある話なんだろうけれども…、現代史苦手!
2019/04/21
あお
世界史は苦手でしたが、現代のニュースと関連付けるとまた新鮮。でもやっぱり得意な分野ではないな、と実感。
2018/09/20
林芳
このような歴史や社会に関する知識は、ミルフィーユのように何冊も重なるように読まないと、なかなか自分の知識にならないのだけれど、池上彰さんの本はそういう時に最適。
2023/06/24
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