ニュースがわかる高校世界史 (ポプラ新書 い 4-6)
ニュースがわかる高校世界史 (ポプラ新書 い 4-6) / 感想・レビュー
ちくわん
2018年9月の本。第1限、米トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争の背景となった1929年(池上)。第2限、独ナチス台頭の背景を1929年に置く(増田)。第3限、メキシコとの壁。中ロのように周辺国を緩衝国としない米国。先住民の土地に後から無理矢理割り込んできたことで、周辺国と上手く共存できない国家体質なのか?本書でも「詳細世界史研究」(山川出版社)からの引用が。受験参考書、恐るべし。
2021/08/29
hk
「メキシコは中南米ではなく”北米”だ…」「日本の歴史教科書は生徒が読んでも解らないようにできている。教師が補足してはじめて全体像がクリアーになるように設計され、それが教師の権威の源泉となる仕組みだ。だから世界史の教科書を読んでも歴史を把握することは困難なのだ」この2つの指摘はなるほどと腹落ちした。 だがどうだろうか? 本書の趣旨である「1929年アメリカ発世界大恐慌からナチスの台頭そして破滅までと、米中貿易戦争を契機にブロック経済化がすすむ現代とのアナロジー分析」は舌足らずで解りずらいのではないだろうか。
2018/11/22
mintia
世界史は用語と年号の丸暗記しかやってなかったので、全体の流れが掴めていない。そんな自分にも、スーッと頭に入ってきた。池上さんが言うように、歴史をどうやって自分のことと捉えていくか考えていきたい。
2018/11/05
りょちみ
「世界史」とあるが、テーマは「世界恐慌」「(ドイツの)独裁政治」「アメリカ・ファースト」に絞られています。キーポイントは、今の政治経済を歴史から分析して繋がりを知ろうということ。アメリカの建国の歴史を知ることで、現在のトランプ大統領の根底にある考え方の理解だったり、世界恐慌やドイツのヒトラーの台頭との横のつながりが見えてくることで、途端に今までのお勉強としての世界史から、ストーリー展開を楽しむ視点に変わります。なぜこの政策を進めているのか、理由を問うと必ず歴史的背景があるはず。疑問を持つこと!
2019/03/31
クサバナリスト
サラエボ事件の背景の中で一部知らなかったこともあり、知ることができて良かった。
2018/11/13
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