(図書館版)世界の美しさをひとつでも多く見つけたい (ポプラ選書 未来へのトビラ File No. 7)
(図書館版)世界の美しさをひとつでも多く見つけたい (ポプラ選書 未来へのトビラ File No. 7) / 感想・レビュー
azukin2
石井光太の名前にひかれ手にしたこの本。装丁からは到底想像も出来ない内容だった。『鬼畜の家』『43回の殺意』を既読しているのでとても読みやすいルポを書く作家さんだとは知っているけど海外ルポがこんなに過酷で残酷なのには驚いた。是非デビュー作から読んでみたくなる。物乞い用に赤ちゃんを貸し出す商売をするマフィアとかウガンダの子供兵士の実情とか知らなかったことばかり。テレビや新聞では知り得ないことが赤裸々に記録されている。東日本大震災の『遺体』出版のその後のエピソードでははからずも涙がでてしまった。
2021/05/15
ごへいもち
目を背けたくなる話が辛くて飛ばし読み
2022/09/10
はる
ノンフィクション作家の石井光太さんの自叙伝。芸術や海外との距離が近い家庭環境で、ものづくりのイメージが幼少期に既にできていた著者。作家になることを決め初めての海外はパキスタンとアフガニスタンへ。経済的、社会的苦難、また災害など色んな事情で困難な状況にある人たちが、それでも前を向いて生きていけるのはなぜか。出会った人たちと丁寧に接するからこそ気づけるその人の希望や願い、心の拠り所ともなる“小さな神様”。石井さんの“小さな神様”に込められた思いの深さを知り、「ちいさなかみさま」の前にこちらを読むべきだったな。
2022/10/21
はなびや
YAジャンルだが、性風俗で働く人たちや少年兵など、中身はかなりハードだった。表紙は手に取りやすい感じだが、読むとガツンとくる。
2021/02/19
かたばみ
多分、以前新書でも読んだと思うけど、加筆の部分があるのかな。また新しい発見と感動があった。私がドキュメンタリーやノンフィクションが好きな訳は、世界のいろんな人の小さな神様に出会いたいと思ってるから…かな。
2019/08/30
感想・レビューをもっと見る