超二流: 天才に勝つ一芸の究め方 (ポプラ新書 の 5-1)
超二流: 天才に勝つ一芸の究め方 (ポプラ新書 の 5-1) / 感想・レビュー
katoyann
著者晩年の著。一流を目指すよりチームに貢献できるだけの一芸に秀でた超二流を目指せ、という趣旨の野球論。なぜか企業人に向けて語っているが、その辺りは大体的外れになっているような気…。ただ基礎を疎かにする奴は大成しない、というのはどの分野にも当てはまるかも。阪神での不振について選手の体質や気質、あるいは球団の雰囲気とノムさんの考え方が合わなかったという分析である。確かに人や組織にも相性があるので仕方ない部分も。人間性を養うためのミーティングというのが合わなかったのかも。ただいまのスワローズはノムさんのおかげ。
2023/02/13
みこ
一般人に向けた自分自身の活かし方を野球で例えている感じ。下手な自己啓発本よりも説得力があるし、私にとってはヤクルト以降の野村監督を知っているだけに話が分かりやすく入ってくる。まさに野球というスポーツは人生そのものだ。これはノムさんが常日頃から何を考えているか分からないと言っているあの方の名言。なんだ、結局通じ合ってるんじゃん。
2019/12/06
フク
「結果」との向き合い方が参考になる。 * 本作からもH甲斐に目をかけているのが伝わってくる。甲斐はもっと実績あげてノムさんの19番を背負ってほしい。その上でノムさんから「まだ早いな」って言われてほしい。 * いつまでも元気で野球界にあーだこーだ言っていただきたい。
2019/10/10
ライアン
ノムさん追悼で。本当に天賦の才はなかったけど頭使って努力したんだなと感じました。「二流だから謙虚でいられる強み」ってすごいよな。人間教育も素晴らしい。「褒めると叱るは愛情が根底にある点で同じ」というのもいいね。あとこの年で高校野球の監督の資格取ったのも凄いよね。やらせてあげたかったな~
2020/02/17
マッちゃま
超…二流。実にノムさんらしい言い回しである。プロ野球まで辿り着いた様な若者は、そこにいる時点で一流のアスリートと言っても過言ではない。まあ〜ただそこから一流のプロ野球選手と呼ばれるのは、ほんの一握り。プロ野球選手になるのがゴールなら、成った時点で終わり。ならばプロになれど一流にはなれなかった者の生き方とは?諦めず一流を目指すのも道、一流に辿り着けそうもない者は…超二流を目指せ‼︎その超二流とは何か?これは野球の世界に限らず一般社会でも当てはめることのできる考え方。弱者の兵法を説くノムさんらしい教えでした。
2020/08/28
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