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ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)

作家
原田マハ
出版社
ポプラ社
発売日
2021-01-04
ISBN
9784591167922
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ギフト (ポプラ文庫 は 9-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

女性が主人公の短編集。読みやすい。最後の『ながれぼし』が良かったです。お母さんと娘との話を読むとつい自分の立場でも考えてしまいます。他は恋愛モノ。どれも幸せな未来が待っている話で、気張らずリラックスして読めました。

2021/04/05

mae.dat

戸惑った。初めの1,2話はね。物語が始まったと思ったら、終わっちゃうの。何事!? って思うよね。ラストの短編以外はショートショートだったんだよ。と、言うより、ほんの一場面を切り抜いた様なの。取り立てて特別な事ではなく、日常の延長線にある事の。そして、ちょっとだけ前向きな気持ちになったり、気持ちを引き締めたりする終わり方なのね。主人公は全て女性で、名前は示されてなくて、一人称視点なの。読者が女性である場合、あたかも自身が主人公を演じる様な仕掛けとしているのかな。ちょっと変わってる。実験的な感じもするね。

2022/09/04

bunmei

マハさんが贈る心温まるギフトの数々。決して豪華なプレゼントではなく、若い女性の日常の中に抱える、様々な悩みやネガティブな気持ちを、少し新しい見方に変えることによって、ポジティブにしてくれるギフト。人と人の縁を大切にしたマハさん流の温かみを加えて綴られている。どれも素敵なギフトではあり、ホロリとさせられる。中でも『ささやかなひかり』は、本書のパテェシエとは違うが、美大に入学したのに、「漫画家になる」と大学を辞め、茨の道の夢を追いかけ、独り東京に出て頑張っている娘と重なり、思わず熱いものが込み上げてきた。

2021/02/08

けんとまん1007

ギフト。一番のギフトへ人への思いだと思う。人を思い、少しの心配りと、小さな勇気。そこい気づかないこともあるだろう・・・でも、時間が明日につながる。

2021/02/21

hit4papa

3〜4ページのショートストーリーが20作品収められた短編集。殆どが某百貨店関連の広報誌や某結婚情報誌に掲載されたものなので、女性が主役かつ彼女たちに希望を与える内容です。ちょっと凹んだ後の活力がギフトなのかな?感情移入が難しいショートショートゆえに、恋愛やキャリアなど、共感しやすいテーマを取り上げています。読み終えるのも早いのですが、心に響くほどの作品はなく、忘れてしまうのも早い印象です。キャリアアップする部下へ、上司が12月だけのカレンダーを渡す「12月のカレンダー」だけは、出来過ぎ感が印象に残ります。

2023/01/01

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