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かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)

かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)

かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)

作家
辻村深月
出版社
ポプラ社
発売日
2021-03-05
ISBN
9784591169711
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かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1) / 感想・レビュー

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ミカママ

お久しぶりの辻村さん、の名作と言われているこちらをやっと手に取る。表紙を見るまで、内容についてはまったく想像もしていなかった。辻村さんだから恋愛ものではないだろう、くらい。中学に入ったところで学校に通えなくなってしまった「こころ」と、同じような境遇の中学生たちの物語。不登校に至るまでの経緯や親の苦しみが、読んでいてしんどくなる。守ってくれる親のいるうちは、外になんか出なくていいよ、と言ってあげたい。大人になれば学校なんてただの容れ物だった、と思えるようになるはず。さて下巻へ。

2023/03/19

イアン

本屋大賞を受賞した辻村深月の長編ファンタジー。いじめが原因で不登校となった中学1年のこころは、突如自室に現れた光り輝く鏡を通じて不思議な孤城に迷い込む。そこには同年代の男女6名と狼の面を被った少女がいて…。序盤に提示される「願いが叶う鍵」「17時の時間制限」「記憶の消失と継承」といった設定が絶妙で、終盤の大きなうねりを予感させる。幻想的なファンタジーであると同時に、不登校に至るこころの心理描写がリアルに綴られているのも印象的。果たして鍵はどこにあるのか?狼の少女の正体とは?先が気になりつつ下巻へ進みます。

2021/05/20

けいご

ゴールデンウィーク用読書本として手にとりました★書影から勝手ながら、ファンタジー系かな?っと思っていたら全然違うのね?登場人物の年代層は中学生で「自分も当時は同じ事思った事あるな〜」と思いながら読み進めています★スクールカーストって言うけど社会人になってもさほどシステムは変わんないんだけどね〜wさぁ後半戦へレッツゴー★

2021/05/03

芳樹

7人の少年少女が『鏡の孤城』に集められ、”オオカミさま”と名乗る少女から、見つければ願いをかなえることができる”鍵”を探せ、と告げられることから始まる現代ファンタジー。主人公の中一少女・こころが不登校になった事情は重く、他の登場人物たちもそれぞれ生きづらさを抱えており、単純に”楽しむ”ことはできませんでしたが、始めはぎこちなかった彼女たちが城で過ごすうちに、互いに助け合えるのではと気持ちを一つにしていく展開には心を動かされました。城に集められた理由を含め、下巻で様々な謎が明らかになるのが楽しみです。

2022/12/16

W.

ファンタジーなのに生々しい。中学生の心の傷とそれに苦しむ心情をこんなに分かりやすく文章にできる著者に感激しました。主人公の女子中学生の視点で物語が進むのですが、男子それぞれの心理描写ももっとあったら素晴らしかったと思います。 オオカミさまや城のなぞは下巻に続きますが、後半は一気に読むスピードが上がりそうです。

2021/03/31

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