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古道具おもかげ屋 (ポプラ文庫 た 13-1)

古道具おもかげ屋 (ポプラ文庫 た 13-1)

古道具おもかげ屋 (ポプラ文庫 た 13-1)

作家
田牧大和
出版社
ポプラ社
発売日
2021-12-07
ISBN
9784591172056
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古道具おもかげ屋 (ポプラ文庫 た 13-1) / 感想・レビュー

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初美マリン

いつものように猫は賢い、けどなんかもどかしい作品でした

2022/06/16

タイ子

古道具屋の主人は超イケメンの若者・柚之助。ただ、人嫌いなのが難。彼を人嫌いにさせたのは幼少の頃の嫌な想い出。店番をするのがおさよちゃん。おさよちゃんがこの店に来たのも辛い辛い生活から逃れるため。この下りは涙です。そして、柚之助の育ての親・菊ばあ。物語のあちこちに登場する飼い猫たち、総勢6匹。「鯖猫長屋」と重なる部分もなきにしもあらずだが、これはこれで味があってよろしいかと。古道具に関する訳あり人に寄り添ってしまうのも優しさゆえ。世知辛い世の中だけど誰かが側にいてくれる、そんな優しい物語。続編はないのかな。

2021/12/23

真理そら

猫と古道具なのでファンタジー方向の話かと思って読み始めたが、猫はワラワラ登場するが普通の猫。古道具がいっぱい登場するが付喪神ではない。猫の多い古道具屋の若くて美しい店主・柚之助は人嫌い。そこで店番兼猫探し屋をしているさよは人が怖い(特に中年の女の人)。この二人が少しずつ対人関係を結んでいく物語だけれどシリーズ物の一作目だろうか、柚之助の父の言い訳もさよの実家の始末の付け方もいま一つ釈然としない気持ちで読み終えた。

2022/02/09

新たな猫シリーズ⁉優しさを感じられる作品でした

2022/02/25

ぶんこ

会う人を古道具に置き換えて考えてしまう柚之助が営む古道具屋「おもかげ屋」。この名前をつけた祖母の菊ばあの「どんな道具にも、作った人、使った人の想い、その面影を宿している」という言葉に感嘆。菊ばあと柚之助は、不祥事に逃げ出した卓蔵と、さよには実の祖父、母から水も与えられずに監禁された過去があった。そんな人嫌いになる過去を持ちながら、たくさんの猫と、頼りになる両さん、左右田さんに守られて穏やかな生活をおくれているのが何よりです。しかし、家族を放って逃げた父の悪気のなさに絶句。

2024/02/09

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