博士の長靴
博士の長靴 / 感想・レビュー
starbro
9月の第一作は、『博士の長靴』、王様のブランチのBOOKコーナーで紹介されたので読みました。瀧羽 麻子、初読です。気象学の藤巻博士を中心とした4世代の家族の物話、少し不思議な雰囲気もありますが、楽しめました。本屋大賞にノミネートされるかも知れません👢👢👢 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008383.html
2022/09/01
さてさて
『天気を変えることはできない…人間も、他の生きものも、あるがままを受け入れるしかない』。そんな言葉の先に『気象のしくみを知りたい』と『気象学』の世界に生きる人達など『博士』に繋がる六人の主人公の生き様が描かれたこの作品。五十五年にも渡るそれぞれの時代を写し出す表現の登場が楽しみなこの作品。どんな繋がりの人物に視点が移るかとても楽しみなこの作品。“明日晴れにしたいと思って晴れさせることはできない。そういうままならないのは天気に限らずある”とおっしゃる瀧羽さんが優しい眼差しの中に描くほのぼのとした作品でした。
2023/06/10
うっちー
四代が緩やかに流れていく短編集。ちなみに、和也さんは私と同級生です。
2022/04/05
美紀ちゃん
気象学のが藤巻博士、四世代にわたる連作短編集。 すき焼きが食べたくなった。 日本の美徳を学ぶ。 本を読む順番って大切。 すっごい面白い本を読んだあとのほのぼの系は、ダメっていうのがわかった。 違うタイミングで読んだなら、きっとほのぼのして良い話だったのだと思う。 長靴、子供の頃は履いていたが大人になるとよっぽどでないと履かない? あ、ラブシャでよく見るかも、長靴。 と思いながら読んだ。 装画が素敵。 「52ヘルツのクジラたち」「クララとお日さま」と同じ福田利之さん。
2022/05/30
KAZOO
はじめての作者さんです。読んでみて小川洋子さんの「博士の愛した数式」のイメージを思い出しました。こちらは気象学者の四代にわたる物語を二十四節季を題材にして語られます。この表題となっている長靴は最初と最後に出てきます。すじらしい筋というのはあまり感じられないのですが、十数年ごとの物語ということでその時々のイメージが私にも思い浮かびます。ただほかの方も書いておられますが「1999年」の話は必要だったのか、と私にも感じられました。
2023/06/19
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