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女優の娘 (ポプラ文庫 よ 2-3)

女優の娘 (ポプラ文庫 よ 2-3)

女優の娘 (ポプラ文庫 よ 2-3)

作家
吉川トリコ
出版社
ポプラ社
発売日
2022-03-03
ISBN
9784591173343
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女優の娘 (ポプラ文庫 よ 2-3) / 感想・レビュー

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よっち

アイドルグループ「YО!YО!ファーム」一期生・斉藤いとに届いた、伝説のポルノ女優だった母親の訃報。そのニュースにより思っても見なかった形で一躍時の人になってしまう青春小説。母の存在を隠して平凡なアイドルになっていたいとを直撃した母の存在感。一方、人気ランキングに振り回され、ウケるキャラづくりを求められ、恋愛が罪になる世界に翻弄されるメンバーたち。アイドルグループの過酷な現実を描きながら、母の過去を辿る中で見えてきたこともあって、決して器用ではない彼女がそれに向き合って乗り越える姿が印象に残る物語でした。

2022/04/18

こばゆみ

軽妙な文章と重ためな内容のギャップが不思議。伝説のポルノ女優を母にもつアイドル、斉藤いとの物語。女性の性がどのように消費されているかがよく分かるお話でした〜

2022/05/08

まこ

主人公は2世タレントで母親が序盤で死ぬ。ただでさえ重い設定をぶち込んでいるのに、アイドルとしてあるべき姿を求められるし、母親が連れてきた男との関係とさらにぶっ込んでるけど彼女のキャラに破綻がない。母親やアイドル故の呪いをドキュメンタリーを撮ることで整理して言っているような。若手俳優がスキャンダル多いのわかった気がした

2022/06/20

kokekko

『アイドルの消費』という活動を、アイドルの眼差しから眺めた小説として読んだ。というよりむしろ、『女性』の消費全般か。伝説のポルノ女優の母を持つ女の子が、彼女の死の後にいろいろな騒動に巻き込まれる話で、テーマがいっぱいある。主人公は自分たちに対する性消費をはっきりとは糾弾しない。だがそれがどういうことなのかは、何度も目の前に見せつけられる。アイドルの恋愛の可否なんて話題は古い、というコメンテーターに『安全圏から言ってんじゃねえよ。こっちには真剣な話なんだよ』と、彼女はこっちを睨む。

2022/04/22

JUN

誰にも邪魔されずに生きる

2022/04/15

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