スイート・ホーム (ポプラ文庫 は 9-3)
スイート・ホーム (ポプラ文庫 は 9-3) / 感想・レビュー
ミカママ
【小声で】あぁコレは…苦…(自粛)
2024/07/18
mae.dat
宝塚にある郊外型ニュータウンにある『スイート・ホーム』って洋菓子屋さんを軸にした4話連作短篇。4話目は更に5話に分割されていて、8話とも取れる。主人公の女性くるくる交代しながら、時間はビュンビュン過ぎ去るよ。それぞれの女性を主役としながらも、大黒柱はパティシエの香月さんやね。街そのもの、そしてそこに住まう人々も魅力的。洋焼き菓子の様なふんわりとした甘さ、キンモクセイの柔らかな香りに包まれる様な、優しさや人の気持ちに寄り添う様な作品でした( ¨̮ )。
2024/03/09
馨
読んでいる最中は終始スイーツが食べたくなりました。香田家の皆が良い人で、香田家も、町の人達も皆好きになります。毎年金木犀の木の前で家族写真を撮ってどんどん家族が増える風習も憧れるし、スイートホームみたいにどんな時も行けば温かく迎えてくれるお店がほしい。1番はじめの陽皆ちゃんと旦那さんとの出会いの話が好きです。いっこおばちゃんの同居の話も良かったし、由芽ちゃんの受験の話も良かったです。
2022/05/07
ALATA
お客様をお見送りするルール。お姿が見えなくなるまでお見送り、そして深々とご挨拶。私に手を振ってくれた…陽皆ちゃん、いい娘だなぁ。オアシスキッチンの未来さん、ハートを刺激するポップコーンのはぜる音に微笑んでしまう。いっこおばちゃん、さくらちゃん次々と家族が増え、いつか、私も、こんな家庭を作りたいと願うはるちゃんの「希望のギフト」も粋だね★5※家に帰ろう~マイ・スィート・ホームをBGMに♬。小泉今日子に竹内まりあ、誰にでも帰りたい家はあるよね😊
2023/11/05
ふじさん
洋菓子店「スイート・ホーム」を舞台に、家族の幸福をシンプルに描いた心を温かく優しく包みこんでくれるような連作短編集。地域に愛され、皆が集う洋菓子店、腕利きだけど静かな佇まいのパティシエの父、明るい看板娘の母、引っ込み思案の姉、華やかで積極的な性格の妹。それぞれが、様々な思いを抱きながら生きている。姉妹には、微笑ましい恋物語が待っている。又、この家族と関わる人々も個性的で魅力的だ。読んでいて心が癒される、今の時代とは別次元の世界を見ているような錯覚に陥る。人にとっての幸せって何だろう、改めて考える。
2022/07/20
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