新装版 車のいろは空のいろ 白いぼうし (新装版あまんきみこの車のいろは空のいろ 1)
新装版 車のいろは空のいろ 白いぼうし (新装版あまんきみこの車のいろは空のいろ 1) / 感想・レビュー
ぶち
空色のタクシーを町で見掛けたら、きっとそれは心優しい運転手・松井さんのタクシーです。不思議なお客さんを乗せて、今日も走っています。子ギツネ、タヌキ、クマ、ネコ、チョウチョを乗せて、海の中へも空高くへも、どこまでも走っていきます。亡くなった人を偲んで思い出の中へも走っていきます。運転手の松井さんの優しさ、善意でお客さんが指示したどんな所へだって行くのです。夏みかんのさわやかな匂いがただよってくるようなファンタジーです。
2024/07/21
はる
挿絵が黒井健さんになった新装版。久しぶりに読みましたが、やっぱり、とてもいい。優しさに溢れた物語集。松井さんのタクシーに乗ってくる、少し不思議なお客さんたち。「山ねこ、おことわり」「白いぼうし」のようなほのぼのとした作品もあれば、「すずかけ通り三丁目」のような戦争の悲しみを描いた作品も。優しい雰囲気の黒井健さんの絵もいいけれど、やっぱり私は北田卓史さんの絵のほうが好みかな。巻末にあまんきみこさんのあとがきと、各作品の御自身による解説あり。
2023/02/19
遠い日
「新装版あまんきみこの車のいろは空のいろ」シリーズ1。懐かしいお話が8つ。タクシー運転手の松井五郎さんが乗せるお客さんたちのちょっと秘密のことごと。やさしい松井さんは気がついても気づかぬふりで接します。読み手には見えているそんなシーンに、松井さんといっしょに接客しているような気持ちにさせてもらいます。お客さんの中には戦争の色濃い思い出を抱く人もいて、書かれた時代を感じたりします。「山ねこ、おことわり」、「くましんし」がお気に入り。
2023/03/04
ゆうぴょん
小5娘。母も大好きだったあまんきみこさんのシリーズ。黒井健さんのほんわかしたイラストも素敵。 この中では小さなお客さんが好きだなぁ。タクシー運転手の松井さんと不思議なお客さんたちの掛け合いが素敵なシリーズ
2023/01/19
よっちん
研究室/図書館
2024/02/26
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