日出処の天子(4) (花とゆめCOMICS)
日出処の天子(4) (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
物部氏を政局から排すことに成功したが、政治的知略がない泊瀬部皇子の横暴により、新たな権力争いや皇族らの不満が募りつつあった。後の推古天皇となる額田部女皇は皇子と母の疎遠な関係に勘付き、皇子に近づこうとするが・・・。以前の天真爛漫さが成りを潜めてしまった刀自子ちゃんが毛人の前ではその明るさを垣間見せるのと後の救いです。善心尼に懸想されている調子麻呂には是非、幸せになって欲しい・・・。皇子の「人は仏にはなれぬ」という言葉と亡霊共の登場はやはり、荒御霊を有す神が怨霊と化すということを指すのか。
2013/12/19
ツキノ
毛人、妹の刀自古、そして厩戸王子それぞれのおもいが表出しつつある。不穏な雰囲気ながらわくわくもする(再読だからこそかw)
2016/12/11
海
厩戸王子が繰り返し見る、子供たちが惨殺される悪夢。「隠された十字架」を先に読んでいれば、リアルタイムで読んでいた当時、この伏線の意味が分かったかもしれません。後に厩戸王子の妃になる大姫が初登場。当時は高慢だなぁと思っていましたが、今読むと、かわいいな~と思います。
2013/06/10
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