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夕暮れの旅 (花とゆめCOMICS)

夕暮れの旅 (花とゆめCOMICS)

夕暮れの旅 (花とゆめCOMICS)

作家
三原順
出版社
白泉社
発売日
1984-04-25
ISBN
9784592117070
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夕暮れの旅 (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー

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ochatomo

原発を含めた電力について提議した連載「Die Energie 5.2 ☆ 11.8」(1982年)を収録 今も通用する内容で次のようなセリフがある『もし事故を起こしても損害賠償のほとんどは国が…つまり私達の税金で支払わせるんでしょう?電力会社の負担分は電気料金に上乗せしてまた私達に払わせるんでしょう?』 電力会社にも懐疑的な人がいることや帳簿操作を描き、難解であり時間をかけて読み返した 根本としては5.2の電気を生むために17のエネルギーが投入されている事実がある 自殺をめぐる短篇4作等と合冊 1984刊

2021/12/26

みのにゃー

『はみだしっ子』後の短編集。表題作他『Die Energie 5.2 ☆ 11.8』、self murder series 『あなたのための子守唄』『朝になるまで』『PM2:30 21F』、『踊りたいのに』を収録。今の若い人にすすめてもハマる人いるかな、と思うくらい難解で暗い。唯一表題作はセルフマーダー(この言葉の意味をこの漫画で知った)シリーズにしてコメディ色が強めで楽しい。

2021/09/11

紫花菜

三原順の短編集。決して読みやすい類の漫画ではありませんが、作者の先見性や話の切り口がとても面白いです。 特に凄かったのは「Die energy 5.2 11.8」。 主人公は電力会社(原発を持っている)の会社員、アパートの隣の住人は原発反対派。 現在の原発が水素爆発を起こして日本を考えると、まるで予言のような言葉も多々出てきます。 話は別に原発云々がメインではないのですが、さりげなく語らせる言葉の一つ一つが鋭く重いです。 しかし、単行本になると文字数が多く小さいから非常に読みづらかったです。

2011/05/14

あや

原発をモチーフとした「Die Energy…」が読みたくて再読。どの道を行くにも、行動と犠牲は付き物であるが、それらに目をつぶり単に原発反対を叫ぶだけなら容易い。20年も前に描かれた本作では、今、現在正に判断を強いられている私たちへも通じる、重大な問題提起がなされている。表題作含む「セルフマーダーシリーズ」他丸ごと、「三原順傑作選80's」に再録済み、入手可能。

2011/04/29

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