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月の子 13 (花とゆめCOMICS)

月の子 13 (花とゆめCOMICS)

月の子 13 (花とゆめCOMICS)

作家
清水玲子
出版社
白泉社
発売日
1993-01-01
ISBN
9784592123033
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月の子 13 (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー

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夏乃

最後にジミーが月に向かう子供の人魚と出会うシーンで涙が止まらなくなってなかなかページを捲れなかった。セツはティルトの想いを本当の意味では理解していなかったと思うけれど、それとはまた違う、まさにティルトが抱いているセツ像のままにティルトを大切に思っていたんだと思う。子供の人魚が自分の名を名乗ったのを見た時、ティルトの魂は少なくともセツには赦されたんだと思った。

2014/10/07

tomo*tin

いまだにセツが好きで、最後のほうを読むとへこむ。しあわせのかたちは色々だけれど、全員が同じレベルでしあわせになるのは不可能なのだ。たぶん。だからこそ、せつない。

2007/10/20

もなか

すごい! これだけのストーリーを思いつけるって、本当にすごいです。絵が美麗でうっとり……。主人公2人の影が最後らへん薄いような気がするのは、私だけなんだろうか。うーん。やっぱり、セツとショナの2人が好きです。最後、切ないのに幸せでした。こういうの、大好きです(個人的趣味)。ティルトの、深すぎる愛も切ない。ある意味、一番純粋な想いで動いていたひと? でも、ティルトもセツの想いに救われたものと信じています。宇宙を泳ぐ美しき人魚と平凡で優しい人間の、壮大な愛の物語。「ロボット考」も面白かったです。

2009/11/27

本当に素晴らしい漫画だった。セツによって、ティルトが生前望んでいたことは果たされたし、セツもショナと結ばれて、二人の想いが遂げられたのは本当に良かったと思う。ラスト、幸せな筈なんだけど、ものすごく切ない気持ちになった。ジミーの夢は今の現実世界を映していて、ただの怖い夢ではないことが悲しい。今の時代だと、(原発を描いていることから)連載出来なかったかもしれないなあと思う。でもこの漫画をもっとたくさんの方に(とくに若い人に)知ってほしい。強い社会的なメッセージが込められた、壮大で切なく美しい愛の物語でした。

2014/05/10

でりら

最善とはいかなかったけれど、歪んでもいたけれど、誰もが誰かに救われて少しは報われて本当に良かったと思う。絶望の中でねじくれたまま終わらないことがこんなに素晴らしい事だなんて、と。願わくば、「秘密」の薪さんも、いつか、どうか救われて欲しいと願うのみ。

2011/06/01

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