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櫻の園 (ジェッツコミックス 96)

櫻の園 (ジェッツコミックス 96)

櫻の園 (ジェッツコミックス 96)

作家
吉田秋生
出版社
白泉社
発売日
1986-01-01
ISBN
9784592130963
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櫻の園 (ジェッツコミックス 96) / 感想・レビュー

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A.T

1985〜86年LaLa掲載。映画版に比べて吉田秋生原作はセンシャルな目線が強いのが意外。あの経験後に女の子が失うもの、というね。でも、それもこれも桜の園たる櫻に囲まれた学園生活の守られた世界でのこと、という一時モラトリアムへの美化なんである。

2022/02/27

nonpono

初めて付き合った人と夢で再会した。まれだ。思い出したのはこの本の台詞。「初めての男なのよ 忘れるわけがないわ」、「忘れたら女じゃないわ 本当に好きで好きでたまらなかったのよ」と。初めてこの台詞を読んだ10代、感電したような気分だった。女子校の演劇部だったわたし。ただ、同じシチュエーションの本を鴻上尚史のエッセイで知った。お芝居よりも10代の女の子の在り方、恋に目がいった。わたしも恋に堕ちていたから。この台詞を確認したくて何十年ぶりに再読したわたしの左からは涙が流れている。桜の季節に読めてまた良かったと思う

2024/04/25

exsoy

吉田秋生の絵とは思えない

2010/07/11

kuro_kuroyon

少女から大人の女性へと成長変化する繊細なシーを切り取った名作。セックスが大きなターニングポイントになる少女、少し背伸びして周囲から浮いてしまう少女、身体の成長と心の成長のギャップに悩む少女。三者三様の成長に伴うカットと悩みを絶妙なタッチで描く。キーとなるシーンが背中からのシーンであることは彼女たちの曖昧な現状を象徴しているように思える。時代が変わって服装や風俗が変わってもこうした繊細さは普遍性を持つ。

2018/03/24

あさ

久しぶりの再読。閉塞しているような未来に開けているような年代の少女達の王国。

2012/06/10

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