説経・小栗判官 (ジェッツコミックス)
説経・小栗判官 (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー
Mercy
90年ジェッツコミックス。03年にちくま文庫。説経節の代表作「小栗判官」を材に取った著者得意の中世物の描きおろし。以前から描く意欲があったが、85年に入院していた年の暮れに、遠藤啄郎・演出の「小栗判官・照手姫」を観劇して触発されたと、あとがきにある。餓鬼の描写が凄い。しかし、こうした伝説の類は、もはや大衆受けする賞味期限が過ぎて、悪い意味での古典と化しており、どう技巧を凝らしても、面白くならないのではないか。映画化、実写化の評判は往々にして悪いが、この場合、そもそも原作がつまらないという典型だろう。
2016/04/28
kino
歌舞伎演目の元ネタ。ファンタジー。
2012/12/05
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