陰陽師 (6) (ジェッツコミックス)
陰陽師 (6) (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー
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同じ場面が何度も繰り返すが、一度たりとも同じ場面は存在しない。夜な夜な屋敷の柱の穴から児の手が現れる怪奇。家主である源高明は策を講じる。柱に経を巻いたり、征矢を突き立てたり…。しかし、ひとつが出なくなるとまた別のものが出てしまうため、安倍晴明の出番となってしまう。暗喩的な表現ともとれるが、物の道理というものは概してそうなのかもしれない。己の都合で何かを抑えても、本来の流れに反してしまえば別の不都合が起きる。いかに事の兆候を捉えるか。いかに道理に従って事を進めていくか。人はいつの世も勝手気儘な生き物である。
2016/06/28
れみ
この巻は柱の穴から子どもの手が出てくるお話と、博雅が鬼と笛を交換するところから始まるお話のふたつ。前半は晴明による艮(うしとら)のお話が難解でなかなか読み進められなかったのに、後半はするっと読めた。表紙にもなってる笛を吹く鬼が美しくどこか可愛らしく心惹かれる。
2014/11/27
こばまり
「これは太極の図だよ」に始まる博雅へのレクチャーの部分を三度読み返しました。
2014/01/02
ぐっちー
再読。ここらへんから難しい陰陽道レクチャーが増えてくる。だけど晴明と博雅ふたりの姿を見ているだけでも充分。
2016/05/12
こぽぞう☆
博雅の笛が妖異の笛を呼び寄せる。 陰陽道が詳しくなってきてる。
2018/07/13
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