ヘウレ-カ (ジェッツコミックス)
ヘウレ-カ (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー
mitei
古代ローマ時代の話。ダミッポス、アルキメデスが科学的な技術で敵を倒すところがすごかったけど、それで勝てても虚しさしかないなぁと感じた。しかし当時でも鏡ってここまで流通してたことに驚いた。
2017/06/21
kokada_jnet
ハンニバルとローマが戦っていた時代の、シチリア島・シラクサでの、攻めるローマ軍との攻防戦。シラクサ側の、巨大攻撃メカであるアルキメデスの機械による、強烈な人体破壊描写。この部分が、作者が一番、描きたかった箇所であるのは間違いないし、読んでいて衝撃的。
2023/12/08
いわし
「ヒストリエ」の約100年後の紀元前3世紀、カルタゴのハンニバルが猛威を振るい、スピキオが台頭する少し前の古代ローマを舞台とした物語。"アルキメデスの兵器"に守られたシチリアの都市はローマと友好的な関係にあったが、その強力な兵器とハンニバルの後ろ盾を得た一部の権力者がローマに反旗を翻す。大きな歴史の流れに翻弄された無名の青年の言葉が虚しく響く。岩明均は史実という大海からこうした残酷で大切な物語を掬い取れる稀有な漫画家だ。時をほぼ同じくして、はるか東では秦の始皇帝が中華統一を果たしたと思うと感慨深い。
2022/07/11
あふもん
さすがに一巻で完の漫画なので、ローマ史の一部のさらに一部しか描かれてないんですが、ローマ史のこういう描き方ってあるんだなと、ローマ史にまた一つ興味が持てるには十分な一冊
2019/03/10
neimu
ヒストリエが面白かったので、これもどうかなと思って取り寄せてみたが、ちょっと期待外れ。主人公にはっきりした魅力が感じられず、他のキャラクターにも面白みが感じられず、物語の展開に付いていけない。アルキメデスそのものは、だいぶお爺さんだし、ハンニバルやその他の武将が魅力的に描かれているわけでも何でもないので、ぐいぐい引き込まれたり、あれ? と意外に思ったりするような、そういう山場がなく終わってしまったのが残念。短すぎたか、描き足りなかったか、読み込めなかったのか、作品世界に入り込めなかった。再読の必要あり。
2018/01/28
感想・レビューをもっと見る