ギガントマキア (ジェッツコミックス)
ギガントマキア (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー
海猫
三浦建太郎初読。高密度の画と世界観の作り込みが物凄い。その上で展開されるのはひたすらプロレスと巨大ロボットプロレスとプロレスづくし。これほど何がやりたいかはっきりわかる漫画になっているのは潔い。こういうシンプルでダイナミックな漫画は読後感もサッパリする。さて、これ続くのですかね?やりたいことはやりきっているように思うから単巻完結でも良いんだけれども。
2014/08/02
Teppei Tsujiyama
知り合いの古本屋さんで購入時の会話。「ベルセルクも読んでます?」「読んでますよー」「これも面白いです♪」「でも、、、」「「次はいつ出るんでしょうね??」」。さて本の感想としては亜人間差別反対は昔から描いてきたテーマだけどベルセルクだとこんがらがってるから簡単に描き直してくれたように感じました。最近、頭使わない話読みたかったので、『筋肉&パワー魔法で解決!』だったのは良かった。
2014/10/01
ゼロ
あのダークファンタジーを描き続ける三浦建太郎の最新作。ベルセルクを休み、新たに描いた作品は巨人と幼女と神話だった。まず、圧倒的な画力の前に魅せられ、勧善懲悪のストーリーで魅せられ、一冊でまとめているので非常に読みやすい。同時期に進撃の巨人が流行ってはいるものの、テイストとしては昔のロボットものに近い。主人公のデロスの性格は、真っ直ぐで、純粋なので共感はしやすい。プロメのネクタルについては、著者の趣味が出ており、好きな人には好きな一冊となりそうです。
2014/11/22
虎師匠
積読消化。天変地異レベルの災害や科学文明の暴走により激変、荒廃した一億年後の未来を舞台に、心優しき元闘奴の青年と、不思議な「魔法」の力を持つ少女の闘いの旅路を描く一大SF巨編。ここまで異質な世界観なのに、主人公の青年・泥労守(デロス)の武道についての考え方が完全にプロレスのそれ(相手の渾身の技を受けきり、お客を湧かせて勝負する)なのがこの作者らしいセンスで可笑しくも面白い。聖虫族や「巨人」等の異形で在りながら生物のリアリティを感じさせる造詣は流石は長篇「ベルセルク」の実力者と言うところか。(以下コメ欄へ)
2014/10/09
たかはし
浦建の新作は素直に喜ばしいのだけど、お願いだからベルセルクの続きを描いてくれないだろうか。自分のメインジャンルが息をしていないなんて、こんなに悲しいことってない。『未完の傑作』だけは避けたい。息抜きも必要なのだと思うけれど、この圧倒的センスと画力をベルセルクにも注いでほしい。それにしても浦建は人ならざる者を描くのが本当に巧いなぁ。書き込みも素晴らしい!ただ、ガッツと違って今回の主人公に惹かれることがなかったのが残念ではある。漫画を読む上で、お気に入りキャラの有無は読書意欲を大きく左右すると思うわけで。
2014/07/29
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