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トムソーヤ (ジェッツコミックス)

トムソーヤ (ジェッツコミックス)

トムソーヤ (ジェッツコミックス)

作家
高橋しん
出版社
白泉社
発売日
2007-08-29
ISBN
9784592142812
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トムソーヤ (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー

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ヒロ@いつも心に太陽を!

ひとつの映画を見終わったような読了感。一年に一度、夏に読むためにあるような一冊。透明感のあるイラストの表紙カバーの下に隠れた、読み込んで古びた本のような装丁も嫌いじゃない。ちょっと苦手な作家だったけど、この作品は好きになれそう。教えてくれた雫さんに感謝!

2010/08/13

tktcell

中学生にとって大学生は大人で、大学生にとって社会人は大人で。でも決して大人が偉い訳ではなく、大人が正しい訳ではない。人はその年代によって、それぞれの世界を持つ。中学生だからこそ見える世界、考えることのできる発想、行動力。大人達はその全てを否定することなどできない。瑞々しいその季節を駆け抜ける彼らに、何故か憧れを抱き、戻ることの出来ない十代を羨む。例え、苦しくとも楽しくとも、今というこの時期を必死に生きていこうと思う。そう思わせてくれる夏の一冊。

2013/07/15

彼方

マーク・トウェインの「トム・ソーヤの冒険」をベースに一夏の長崎が描かれたこの本は、夏が来る度に読み返す。主人公ハルが最後に描いた結末に、いつも筆を握る勇気を貰う。噎せるような、夏休みの空気を思い出す一冊

2013/06/17

もりうどん

やっぱり高橋しんの作品は心地良いなあ。「きみのカケラ」もそうだけど、たくさんのスタッフの労力が結晶化した、本当に綺麗な作画と、今は忘れてしまった繊細な子ども心の描写が素晴らしい。漫画という表現方法で、芸術の域に至るような作品を作ろうという気概が感じられる。

2011/12/31

私の中で、夏に読みたくなる漫画1位。誰もが「少年」という経験を通して大人になっていく。私達はある日気づいたら急に大人になっていたわけじゃない。大人と子供は別の生き物じゃない。きっと必ず理解しあう事ができるはず。一夏の経験の後、少年はまた一歩大人へと近づき、彼女はかつて自分も子供であった事を思い出し、前に進めるようになる。まさに映画のような美しい読後感。珠玉の一冊。

2010/07/31

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