大奥 8 (ジェッツコミックス)
大奥 8 (ジェッツコミックス) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
TV放映『大奥』見終わったあとの8巻。水野を支えた杉下が大奥取締役まで出世するとは。小便公方とそしられた家重も、よしながさんが描くとその存在が哀れにすら感じてしまう。そして職人気質でゴツい面構えの料理人・善次郎に『みをつくし料理帖』の又次重ねてしまうのは私だけだろうか。腕っぷしはともかく、この顔は私の中で又さんのイメージ。映画でおのぶと呼ばれ、ニノ演じる水野に抱きしめられる吉宗。将軍に就くまでの、数々の黒い噂は実際の歴史上でもささやかれている。が、おのぶの幼年の頃から仕え、独り修羅を背負ってきた→続く
2012/10/04
まりもん
家重は何だか将軍になれるのか不安だったのは解るけれどちょっと性格が悪いような箇所がチラホラ。それだけに田沼龍のちの田沼意次の老中としての活躍がより際だったな。
2012/09/30
夜梨@灯れ松明の火
吉宗が亡くなり、一段落といった感じです。米将軍として名高い吉宗ですが、大奥を読むと、人間性や考えなどが、(どこまで本当かは別としても)更にわかりやすく、入り込めます。後を継ぐ長女・家重が、無能(ではなく障害者だったようです)ゆえの悩みもあり、将軍といえども母親なのだと思いました。よく、継がせました。流石です。でも大変だっただろうと思います。久通がそばにいて、良かった。久通の最後の登壇日、二人で語るシーンに思わず涙、涙でした。平賀源内登場で、楽しみも増えました。あと、料理シーンが出てきて思わずにやり(笑)
2012/10/10
れみ
この作品にいちばん最初に登場した将軍・吉宗やその後総取締にまでなった杉下が亡くなっていくのはやっぱりさみしい。だけど年老いていく姿を最期まで見ることができて良かったなあ。9代家重の障害ゆえに周りに理解されづらいところが切ないけど意次や忠光のような人が側にいるのは救いかも。側室お幸の方と元板前の芳三の食事に関するやりとりは、食に関する作品を他にも描いているよしながふみさんらしくて良い。というかお腹が空く(^_^;)新しく登場した源内&吾作のこれからの活躍が楽しみ。
2013/12/20
まじゅ
加納久通あっぱれ!終始和久井映見に空目してたけどw吉宗といい、よしながさんの作品の中では珍しく好みの女性が登場している今作品、二人とも舞台を降りてしまい残念。お疲れさまでした。
2012/10/18
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