ペリリュー ―外伝― 3 (ヤングアニマルコミックス)
ペリリュー ―外伝― 3 (ヤングアニマルコミックス) / 感想・レビュー
馨
戦地へ赴いて戦って下さった人たちの話のほか、銃後を守る女性たち、戦後、家族を失い米兵と結婚した戦争花嫁の話等興味深いテーマの話が沢山読めて良かったです。それぞれの人の数だけ戦争があって、それぞれの人の中で、戦争はまだ終わっていないんだなぁと感じました。
2024/11/16
niko
夏が来ると、そろそろペリリューの続編が出るなと思うようになった。戦争の陰にたくさんの人々の人生があり、それは敵も味方も表裏一体なんだよね。もっと知りたい。
2024/09/03
ムーミン2号
年1冊刊行される「ペリリュー」の外伝。本編では描けなかった(そのエピソードを加えると、本流から外れて焦点がボケかねないから)エピソードの数々。とりわけ印象深いのは戦争花嫁だった。今まであまりそちらへの関心を持たなかった自分自身がいたことを改めて知る。もちろん、全部を知ることなどできないのだが、関心を持たないと表面的な(ある意味誤った)情報しか得られないことになる。田丸くんは戦後、漫画家になったが、なかなかペリリュー戦は描けない。その気持ちが何となくわかるのは本編を読んでいるからだろう。
2024/09/01
ドラマチックガス
映画などで主人公の影に隠れその他大勢としてあっさり殺されてしまう「モブ」がいる。子どもの頃のある日、「昨日見た映画の初っ端に殺されたあの警備員にも、今の僕みたいな子ども時代があったのか…」と気付き、それ以来「モブ」が気になって仕方がなくなった。そんなモブたちにも子ども時代だけでなく家族がいて、つらい思いをして、人生が狂わされている、ということを痛感する本。きつい。
2024/08/18
ブラフ
小杉伍長の妻・志津を通して描くのは、敗戦後、占領軍としてやってきた米兵たちと結婚してアメリカに渡った女性たち「戦争花嫁(ウォーブライド)」。これまでも「戦争」について色々見聞きすることはあったけど、「戦争花嫁」については初めて知った。この「戦争花嫁」のように、戦後日本社会でどんなことが起きていたのかを知ることってあまり無いように思う。また、田丸が記者に誘われ沖縄で遺骨収集に携わることに。そこではペリリュー島で出会ったあの沖縄の4人組と再会。彼らを通して、戦後に本土復帰した沖縄の難しい社会情勢が描かれる。
2024/08/16
感想・レビューをもっと見る