夏目友人帳 10 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 10 (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー
黒瀬
『楽しくて、ちっとも食べるひまがないの』小学校の同級生・柴田と消えゆく妖・村崎の話が好き。人と妖は決して結ばれず、共に生きていくことは出来ない。それでも惹かれ合ってしまうという、どうしようもない切なさ。初めは嫌な奴という空気をこれでもかと出していた柴田が恋するダメ男で真っ直ぐなところが村崎も気に入ったのかもしれない。 もう一編は人の依頼を受けた名取と妖の依頼を受けた夏目が偶然遭遇するお話。的場さんのようにぶつかり合う展開ではないので安心できる。それにしても湯上がりに自分でブラッシングするニャンコ先生可愛い
エンブレムT
この巻も「読めて良かった!」って思える、穏やかな読後感でした。過去の夏目を知るかつての同級生・柴田が「新たなトラブル・メーカーか?」って感じに登場してハラハラしましたが・・・。「夏目と柴田」「人と妖」「反目しあう神同士」それぞれが選んだ道が、切なくも優しくて胸に染みてきました!夏目と名取の距離が近くなっていく感じもイイです~♪
2010/07/20
匠
かつて夏目君を嘘つきと呼んでいた柴田が妖怪とは知らずに少女に恋してしまう話が、なんともせつなくて良かったけれど、そのおかげで夏目君との和解にも繋がってホッとできた。それと豊月祭の話を並べるとこの10巻のテーマは「嘘」だったんだなと。ヒヤッとやきもきする展開もあったけれど、客観的に見ると、信じるとは何か?ということが描かれていたと思う。
2013/02/25
まりもん
昔、自分を苛めていた奴が突然現れて、気になる恋人が本当に人間?ていうのを確認してもらうなんて。最初は人間だと言ってしまったのだが、実は妖だった。ただ力が弱っていて人を食べようなんて考えて過ごしているからその友人を守ろうと夏目が走る。お互いに恋をしてしまった純粋な気持ちを持っているようなので、2人を何とかしようとする夏目って柴田とすでに友情を作ってるようだ。 名取が依頼された件と夏目が妖に頼まれた豊月の身代わりが絡み合って、お互いに協力してこの妖達の祭りを何とか成功させることに。
2012/03/22
wata
人間と妖の恋は、いつも切なくて…。夏目、ついに神になった?!なかなか様になってた!
2017/06/24
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