OZ 完全収録版1
OZ 完全収録版1 / 感想・レビュー
アナーキー靴下
高校生の頃に別版の単行本で何度も読んで、いつか買い直そうと思っていたところに電子版がセール中なことに気付き慌てて購入。全5巻。今読んでも何も色褪せない、むしろより深みが増した。硬派なSFでありながらきっちり少女漫画、そのうえラストは大号泣と、完璧すぎる作品なのだ。今読み返してみると、ムトーとネイトはそれぞれ19と24に何を見ていたのか、とか、19の人格が何故残ったのか、とか、19が最後に取った行動の意味とか、いろいろ考えさせる余地があり、本当に凄い作品だと思う。小麦畑を見ると、未だにこの作品を思い出す。
2021/07/19
フェリシティ
受験勉強の合間に夢中で読みました。樹なつみさんは「花咲ける青少年」から入って今回が2作目。樹なつみさん好きだ!と確信しました(笑)まず設定のスケールが素晴らしい。核戦争が起こりうるという事実が、ニュースや新聞で見るよりずっとリアルに感じられました。そしてムトーがもうかっこいいのなんの!!飛行機でのキスシーン、読んでて息が止まりました。ほんとにかっこいいよー!なんで樹なつみさんの描く男性キャラはこんなにも素敵なの〜(笑)今どきの少女マンガに出てくる男の子より、芯が強くて逞しい。とにかく大好きな作品です!
2014/03/25
JACK
☆ 1990年、第三次世界大戦が勃発。世界中の都市は壊滅的打撃を受け、さらに核戦争を生き延びた人々の半分が凍死あるいは餓死していった。それから31年。混乱した戦場で囁かれる噂があった。最先端の科学で作られた核シェルターOZ。そこは争いの無い平和な理想郷。そんな噂に興味を持っている傭兵のムトーが、生体工学の天才少女フィリシアに出会うところから物語は始まる。果たしてOZとは何か。最初に読んでから約20年。今読んでも面白いのはさすがです。
2013/02/24
カキ@persicape
私が生まれた年に単行本が発売された作品。20年以上経ってるのに全く色あせてない。先立って読んでた八雲立つよりOZの方が好みかもしれぬ。なぜOZなのかと思ったらあのオズの魔法使いが軍事SFアクション化した作品なのね。とするとサイバロイドの19は童話でいうブリキ的な?頭はいいようだが想像力がなさすぎるヒロインが全く好きになれず嫌悪感しかないけど、世界観と何と言ってもムトーの魅力で読ませる。童話よろしく物騒な世界で科学技術が発達した理想郷OZへ。待ち受けるのもきっと童話よろしく残念な世界ブルブル。
2016/08/06
きなこ餅
初めて読んだのって20年前とか。流石に名作は今読んでも色褪せない魅力を放ってます!!「少女漫画SFの金字塔」の謳い文句に偽りはございません。ムトーが素敵すぎてマジでヤバい!!
2015/11/17
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