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OZ 5# 完全収録版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

OZ 5# 完全収録版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

OZ 5# 完全収録版 (花とゆめCOMICSスペシャル)

作家
樹なつみ
出版社
白泉社
発売日
2005-03-05
ISBN
9784592188865
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OZ 5# 完全収録版 (花とゆめCOMICSスペシャル) / 感想・レビュー

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フェリシティ

文句なしに超名作です。少女マンガで圧倒されたのは「エースをねらえ!」以来です(笑)人間ってなんなのか。ロボット、機械との違いってなんなのか。そんな難しいこと、この作品を読むまで考えたこともなかった。でも19の存在によって考えさせられました。私は、19は人間になれたと思うし、そう思いたい。少女マンガを卑下するつもりはないけれど、それでも「少女マンガを超えた」という形容がぴったりくる作品だと思います。

2014/03/25

JACK

☆ OZでの最終決戦。人間になりたいと願う1024と傭兵ネイトの決定的なすれ違い、1019の流す涙と「人間に近づくという事は、より不完全なものへとなっていくことなのでしょうか」のセリフ、ムトーの「おれな、心はあいつの所に置いてきてしまったんだ」のセリフが印象的。そして、1019の自己犠牲の精神…。ラストのムトーのセリフ、「麦畑が広がっている…。一面の金色の帯…。19の…髪の色だ…。」は何度読んでも泣いてしまいます。

2013/02/24

蜜葉

1巻から一気読み。はぁ、すごい。面白すぎるとしか言えない(・_・;もはや少女漫画という枠組みを超えた作品だと思います。「心はフィリシアのもとに、身体は19のもとに」フィリシアはムトーのために小麦畑を、19は彼の命じたとおりにこの世を去った。ラストのムトーと19のキスシーンにきゅんとした。19は身体は男性だけどパメラ回線をもとにしてるから心は女性だったと思う。

2014/04/12

OZの機能停止~ラスト。煮え切らない24とネイトの結末が悲劇的で切ない。それに対して人間に近づいた19の行動は人間的でこれまた切ない。19と24の違いはパメラの有無なのか、ヨウとネイトの違いなのか。 ラストは、まぁ、お決まりの感動パターンですが、小麦畑のシーンが良かったです。 アッサリしてて読みやすいので万人受けするSF。個人的にはもう少し小難しく濃ゆい方が好きですが。戦争や核の風刺的な描写は当時の世界情勢が影響しているんだろうな。 ヨウと19のキャラがとにかく魅力的でした。この二人の絆のほうが感動した。

2012/06/15

カキ@persicape

図書館本だが手元に揃えざる負えない。ヒューマノイド。彼らは人間でなく感情なぞ存在しないはず。それは誰よりも歳月をかけて接したはずのリオンの姿をデータだけで照合して否とみなした。だが一方、1度殺されたはずの人格が浮上してムトーを救う。瞳が違うというムトーの言葉にそれは涙を流し、犠牲になろうとも彼を守ろうとしたのだ。同じ型なのにこの違いはなんだ?「心」はどこにあってどうやって生まれるのだろう?ボロボロ泣きながら物語を噛み締めた。この作風を少女漫画誌で最後まで連載したLaLaが偉大。懐が深い白泉社に惚れる。

2016/08/17

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