夏目友人帳 11 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 11 (花とゆめCOMICS) / 感想・レビュー
エンブレムT
どれだけ手を伸ばしても届かない、過ぎ去った時の中にいる人を思い出すのは・・・からっぽになってしまった帰れない場所に想いを馳せるのは・・・なんて切ないんだろう。なんて悲しいんだろう。思い出さなければ、心はもうきっと痛まない。けれど、忘れてしまいたいわけではない。それは、宝物のように大切な優しい記憶。・・・「つかなくていい嘘はつくな」そう言ってくれる友人。「ただいま」と笑顔で帰れる自分の居場所。今の夏目を包むその優しさが、彼のこれからにもあり続けますように・・・。祈りにも似た気持ちを抱いたまま本を閉じました。
2011/04/24
ヒロ@いつも心に太陽を!
泣くつもりなんてこれっぽちもなかったのに〜!!今回はすべての話で泣いてしまった(;△;)前巻の話を本誌で読んでる時「最近なんだか間延びしてきたような感じが」と夏目離れしかけてたんだけど、やっぱり夏目が好きだと再確認してしまった11巻。思い返すのがつらい過去もあったけど、今回ちゃんと向き合えて良かった。ああ、夏目の両親の写真とか思い出すとまた目頭が・・・(泣)夏目をわかってくれる、わかろうとしてくれる友達ができて、おかえりと帰りを待っててくれる家族ができて。夏目、本当によかったね(*^□^*)
2011/03/07
まりもん
たまたま寄ったタキの家でなりゆきで蔵の掃除を手伝うことになった夏目と田沼。掃除の最中に着物が消えていることに気づいた夏目。おかしいと思いつつも帰宅し、家で狙われてニャンコ先生に助けてもらう。やっぱり何かがあったとタキの無事を確認しようとして田沼と出会う。結局見えない2人をつれつつ、封印をといてしまった妖との戦いが。まぁ、ニャンコ先生もついていたので何とかなったけどね。夏目の両親が生きていた頃の家を見に行く話は、小さい頃の思い出やお世話になった頃の色んな思い出がまざりあって切ない
2012/03/22
匠
今までも感動の連続は度々あったけれども、この11巻は特に涙腺崩壊してしまった。夏目が実の父親と暮らした家のこと、おぼろげながら甦る父親との記憶、そういうものを胸に、今とこれからをみつめて歩んでいこうとする決心が、なんとも清々しい。どれもこれも宝物の日々であり、どんなに辛い過去があろうとそれらがあってこその今があるということ。だから過去も忘れなくていい。消さなくていい。彼がすでにそのことに気づけて、藤原夫妻を大切に守りたいと想っていることが、すごく嬉しい。
2013/02/25
呉藍
この作品を読んでいると、ぎゅわーっと、ほんとに胸をわしづかみにされる瞬間があります。アホなことしか言わない両親や、バカなことしかやらない友人たちに、無性に「ありがとう」って言いたくなった。
2011/03/10
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