小惑星に挑む
小惑星に挑む / 感想・レビュー
kei-zu
科学マンガの名手による、「はやぶさ」の小惑星探査の解説。 ミッション終了時の熱狂的な盛り上がりをさておいて、トラブル対処へのクールな説明が楽しい。 それでも読後に感動があるのは、著者の知識の豊富さと語り口のうまさに他ならない。
2023/03/08
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
小惑星イトカワへ挑むローバー、重力が過小だと車輪は回らない。「摩擦があって初めて進む力が得られる」ここで胸が熱くなる。疑問や抵抗や無知や解明出来ない問題、何も感じなければ推進するきっかけにもならない。ああ、やっぱり物理法則は哲学にも通ずるのでは無いだろうか。はやぶさの地球スイングバイや地球の公転も入れた距離。軌道に戻る前にバランスを整えて電力を確保そして地球へ帰還する軌道へ。去年の私はクルクル回るはやぶさで今やっと回転が収束し充電完了。太陽の光とジャイロ効果、推進軸を調整中。私も120%充電する待ってて!
2018/09/01
gelatin
★★★★(★) 相模原ではやぶさを見たとき、種子島で発射台を見たとき、遠く、より遠くへ向かうのは、わたしたちの宿命なのだと思ったのを思い出した。誰のためでもなく、もちろん軍事のためでもなく。そして小学生だったわたしにそれを最初に教えてくれたのはあさりよしとおだったことも。原理も含めてきちんと書いてあるのでそちらの期待も裏切らない科学漫画。小学生には難しいかも。探査機のことを神に祈るのは滑稽なことだろうか。そうは思わない。すべての希望と奇蹟のために。Merry Christmas!
2014/12/24
白い駄洒落王
ハヤブサの色々が分かりやすくまとまっていて面白い。ギャグも良好。
2013/12/01
シュエパイ
遥か遠い旅路を終えて、そのメッセージを届けてくれた小惑星探査機"はやぶさ"。人の子にとって決して短くはないあの子の旅路を、文明を極めつつある遠い異星人の目を通して追いかけ、紹介する物語。詩化しまぁ、本と面白いまでにあれこれ備えてたんだなぁ、だからこそ還って来れたのか。最後にカメラで一目、地球の姿を、と。その感傷を私は愛するのですよ。どこまでも遠く、私が死んだあともずっとずっと、旅路は続いてくれるんだろうなって、そう期待するのです。
2013/09/01
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