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ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

作家
穂村弘
出版社
白泉社
発売日
2010-04-22
ISBN
9784592732563
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ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS) / 感想・レビュー

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酒井駒子さんが描かれた表紙に思わず惹かれて手に取った。だって赤頭巾の少年なんだもん(笑)中身は穂村弘氏による絵本の書評&エッセイ。子どもの頃から絵本が大好きでたくさん読んできたはずだけれど、手元にないものはどんどん忘れているし、まだ読んでいない新しい魅力的な作品は、こんなにもたくさんあるんだなと思い知らされる。そしてまた読みたい絵本だらけになってしまった。絵本カフェに行ったのと同じくらい楽しい読書時間だった。

2014/04/06

❁かな❁

お気に入りの、ほむほむの本を読むのは11作目。酒井駒子さんの表紙が素敵ですね☆こちらの本では、ほむほむが絵本の紹介をしてくれています♪やはり個性的です(笑)それぞれの絵本にほむほむの感想が書かれているので、ゆるくて楽しかったです!知っている作品もありますが未読の絵本の方が多かったです。レトロな感じのもの多かったかも。読みたい絵本がまたまた増えてしまいました(´▽`*)紹介されていた中では酒井駒子さんの作品とあとユニット100%ORENGEの『ねこのセーター』も読みたくなりました♪絵本って本当にいいですね☆

2014/06/13

めろんラブ 

絵本の世界には気軽に入れない。広大で深遠で美麗で・・・ハマったら最後、抜け出せなくなりそうで怖かったのだ。そこでこの本。絵本INDEXという感じでお気軽かな&絵本そのものではないから、その魔力に絡め取られずに済むしーと手に取って・・・ああやはり、やはり魅入られてしまった。まずは酒井駒子さんの手による装画に酔わされる。そしてページを繰るたびに目に飛び込んでくる吸引力大の美しい作品たち。絵本愛が充分に伝わる穂村氏の切り口と解釈・・・。絵本世界の扉はいつでも大らかに開いている。教えてくれてありがとう、ほむほむ♪

2010/06/04

アキ

穂村弘さんが社会人になって猛烈に忙しい時代、わずかな休み時間に古本屋に行って絵本に癒されていたなんて。大正時代の素朴でモダンな絵が好みのようですね。表紙の絵も、「金曜日の砂糖ちゃん」や「BとIとRとD」も取り上げていて、酒井駒子が憧れで好きな絵本作家なのは同感です。どの話も子供の闇の深さに触れることで生の光が見えてくる。宇野亜喜良の無表情な少女も魅力的。絵本は現実とは違う「もうひとつの世界」。誰もが子供の頃に帰ったり、違う世界に入り込んだり、言葉だけでない視覚的な説得力が生み出す懐かしいパラレルワールド。

2019/12/13

pino

表紙の子は森で絵本を読んだ帰りかな・・穂村さんに掛かると絵本のレビューも一味違う。絵本から、時間の軸を拾い、自分に潜んでいる無数の他者に出会い、絵によって解放される言葉を目撃する。穂村さんらしい楽しみ方だ。絵本の世界に入り込むと、善人のように笑ってるモノが怖かったり、闇の中に光る目に引かれたり自分でも思わぬ反応をしてしまう。表紙の子が抱えている絵本は、彼が森の中で採集してきたものかも。狼の腹から、木の枝から。緑のとらも、ボタンも、乗り物も。穂村さんが見付けたのか、絵本が穂村さんに見付けて欲しかったのか。

2012/06/06

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