てのひら猫語り~書き下ろし時代小説集~(招き猫文庫) (招き猫文庫 あ 1-1)
てのひら猫語り~書き下ろし時代小説集~(招き猫文庫) (招き猫文庫 あ 1-1) / 感想・レビュー
mocha
町娘と猫が織り成すファンタジックな人情話5篇。平谷さんは『御掃除之者』が大好きなのだけど、女の子を描くのはあまり得意ではないのかも。ホロリとさせられるお話だった。時海さんのは江戸版『下鴨アンティーク』みたい。無口な市蔵さんの素性が知りたい。金巻さんのは落語のネタに猫を絡めたお話。志ん朝さんの落語が聴きたくなった。あさのさんはサラッとやっつけた印象。若い人向け時代物レーベルらしく、かわいい作品集だった。
2018/02/24
ままこ
ほっこりさらっと読める猫が関わる五人の作家の時代小説アンソロジー。カバーイラストが川原泉さんなのが嬉しい。続編がある作品もあるようだ。あさのあつこさんの『鈴江藩江戸屋敷見聞帳 にゃん!』の続編はWEB連載されてたようだけど途中はすでに公開終了になってるので紙の本で出版されたら読みたいな。
2017/12/07
Comit
県立図書~時は江戸時代、猫と人との物語を、当時の暮らしぶりを通して描いた5つのアンソロジー。固いもの、ライトなもの、色々詰まってます(*´艸`)好きなのは、金巻ともこさん『異聞 井戸の茶碗』浪人の娘の恋と猫の恩返し✨平谷美樹さん『貸物屋お庸 貸し猫探し』…な、泣けた😢読了して、自分の読む本の中に猫が登場するものが多いのに気付いた。やっぱり猫が好き?なのかな。猫本の本棚を作ろう(*´艸`)
2021/09/12
冴子
タイトルに惹かれて買ったまま3年近く積んでありました。猫にまつわるアンソロジーで、あさのあつこさん以外は初読み作家さんでした。最初の貸し物屋お庸の話と井戸の茶碗の話が良かったです。着物憑きお紺はよく解らなかった。この文庫自体が<招き猫文庫>というので、他の本も猫が出てくるのかしら?
2017/10/17
baba
女性作家五人の猫にまつわる競作。初作家さんも居て、ページ数も少なくチョット物足りない。それぞれ女性が江戸で活き活きと暮らしている。あさのさんの「鈴江藩江戸屋敷見聞帳」は続きが読みたい。
2015/03/07
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