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未完成 (花丸文庫BLACK ナ 1-2)

未完成 (花丸文庫BLACK ナ 1-2)

未完成 (花丸文庫BLACK ナ 1-2)

作家
凪良ゆう
楠本 弘樹
出版社
白泉社
発売日
2009-04-17
ISBN
9784592850472
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未完成 (花丸文庫BLACK ナ 1-2) / 感想・レビュー

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さち

どんなにもがいても変わらない年の差、教師と生徒。若さ故に想いをぶつてけてしまう瀬名といつも冷静だけど本当は脆い阿南、とにかく切ない…。瀬名のもどかしさも阿南の正直になれない辛さと怖さもわかる。お互いどうにもならなくなっての別離、そして再会には泣かされた。5年たって2人の間を苦しめたものはなくなってやっと一緒になれるんだと思ったら、本当に意味のある別離だったんだと。瀬名が一歩ひいて相手を想う大人になれたこと、阿南が不器用ながらも想いをぶつける姿に心が震えた。本当に良かった、この2人がとても愛しい。

2010/06/15

みずほ

小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 凪良祭りのため再読。ここでの”未完成”とは自立できていない”子供”という意味だろうか。瀬名の両親も阿南も大河内も、身勝手で狡い部分を持つ大人だ。”好き”という感情だけで暴走する”子供”と、分別に縛られた”大人”の綱引きを見てるようだった。自分への一時の恋情だけで道を踏み外しそうになってる子供を、阿南は自分の想いを封じ込めて突き放すしかなかった。偶然のようにみえて、実は二人が求め合った結果だった5年後の再会。瀬名が大人になるための5年間は無意味ではない。まだソフトめな黒凪良

2012/10/19

りんご☆

読了

2017/09/10

からくち

先生の真意が最後のほうまで語られてない分、別離のシーンでは胸が痛みました。DMを送って、それを机に飾っていると知ったとき、瀬名は泣きましたが、おそらくDMを受け取った時の先生も同じ気持ちだったのではないかと。ラストで、先生に合わせて近くで美容師やる!とならなくてよかった。この二人なら離れていても繋がっていけると思います。萌えとは別に、先生の生徒を思いやるさりげない一言(でも口は悪いw)にもやられました…!

2011/09/16

なつみかん

は〜、いい話だった〜。10代の頃の、熱くて尖ってて正直すぎて、簡単に人を傷つけて、それでも我慢できない爆発的な何かが身体の奥に潜んでる感じを、瀬名からひしひし感じたなぁ。阿南の、年上の者として、教師としての我慢や諦めも分かって切なくて…。お互いにどうしようもなくて離れた二人が、想いを確かめあった再会場面が、ハッピーエンドになるって分かってても嬉しかった(*^-^*)

2010/09/13

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