KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

鬼子の夢 (花丸文庫BLACK)

鬼子の夢 (花丸文庫BLACK)

鬼子の夢 (花丸文庫BLACK)

作家
丸木文華
笠井あゆみ
出版社
白泉社
発売日
2013-11-20
ISBN
9784592851165
amazonで購入する Kindle版を購入する

鬼子の夢 (花丸文庫BLACK) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

辺辺

登録漏れ。丸木さんの日本昔話。「鬼」ははたして誰だろうか?何だろうか?という人間深層心理を探るような味わいのある作品でした。鬼の姿形しても、鬼心があるとは限らない、人間の姿形しても、必ずしも人間らしい心を持ちあわせてるというわけでもない。怨念、執念、欲望、偏見、差別etc、誰の心にも光と影が共存しているが、鬼になるかならんかはそのバランスを保てられるかによるなっと暗にメッセ、か♪お話のダークさの裏にもう一つの闇の世界を覗き込んだ読後感。笠井あゆみさんの絵も綺麗ですね!←ガタイのいい男キャラも美味しいわ♪

2014/01/06

フキノトウ

表紙にビクビクしながら購入(笑)佐助がすごく人間臭くて好きだった。二人の関係性が、お互いを想い合う感じでとっても良かった^^

2013/11/23

miyu

笠井さんの扇情的な表紙(通常運転)にドキドキしつつ中の挿絵も「ナニコレ?」と斜めにし逆さにして堪能した。でも内容はそんなにドエロじゃなかった気がする。むしろ「普通の人たち」から玩ばれ蔑ろにされ続けた受けの与六と、畏れられ避けられてきた攻めの佐助(鬼)の至上の愛ではとさえ感じた。これは二人の純愛物語だ。それらしきシーンはとても多いけど、それより彼らの結びつきの強さや唯一無二の関係性の方が印象深かった。逞しい佐助が実は童貞だったという美味しいシチュにも萌えた。与六と佐助、どうか二人だけで永遠に幸せにと願う。

2018/09/27

那義乱丸

文華作品はHが濃いので当初はスルーだったけど読友さんの感想で好評だったので購入。評判に違わず良いお話だった。鬼と人は背中合わせ、人の心が鬼を産む。与六を助け愛しんだ佐助より与六を虐げた村人や与六を嬲り殺しにするために召し上げようとした若殿の方がよほど鬼だと思う。朴訥だった佐助が与六を愛したことで嫉妬や執着という感情を芽生えさせる件で負の感情が鬼を呼ぶというのにとても納得。二人の世界は閉じてしまっているけれど、唯一の相手と深く愛し合い平穏に生きていけるそれが彼らにとっての何よりの幸せなのだろうと思う。

2013/12/04

ちゃりんこママ

読友さんのレビューを見て表紙絵がきれいなので購入。普段、活字が読み進まない中、残酷なプロローグから一気にテンションが上がり面白くなり一気読み。かなり濃厚なシーンが続きますが、「鬼の子」の発想が奇抜で「なるほど鬼だもんね」…と納得。終盤と番外編がファンタジーから道中物にいきなり変わってしまうので、もう一捻り欲しかったかも。

2014/10/07

感想・レビューをもっと見る