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わが愛しのホームズ

わが愛しのホームズ

わが愛しのホームズ

作家
ロヘイズ ピアシー
Rohase Piercy
柿沼瑛子
出版社
白泉社
発売日
1993-03-01
ISBN
9784592860617
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わが愛しのホームズ / 感想・レビュー

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マムみかん(*感想記入少なめです*)

ホームズもののパスティーシュであるとともに、100年の時を経て封印を解かれた、事件の裏の「ある真実」の物語。 うぅ…ワトソン君(泣)。 多くの人はシリーズを読むたびに、ホームズとワトソンの関係を妄想すると思いますが、それをズバリ、ワトソンの手記の形で肯定しちゃっているんですね。 ワトソンの独立や結婚が、当時の刑法から自分たちを社会的に守る為の苦渋の選択だったとは! ワトソンの苦悩っぷりが痛々しい(泣)。 2人の再会シーンはロマンチック。 ホームズのプロポーズにニヤリですよ☆

2012/09/14

BECHA☆

この2編の事件記録はワトソンの要請により事件から100年の間発表を伏せられていた、という序文から始まる。突然失踪した同居人の女性捜しをホームズに依頼に来たミス・ダーシ―はワトソンのホームズへの想いを見抜く。

2019/05/02

ぽま

同性愛をテーマとしたパスティーシュ。勿論(?)、メインはあの二人。といっても、どぎついBLのような展開はなく、極力直接的な表現を避けて、読者に推測させていく手法を取っている(特に周囲の登場人物の性向について)。ワトスンの内面の愛情と葛藤を軸に物語は進んでいき、全体の雰囲気としては穏やかな印象。二部構成のどちらも正典の記述を元に構成されており、特に一部はミステリーとしての魅力も充分。尚、ヴィクトリア期における同性愛への刑罰規定については寡聞にして知らなかったために、非常に勉強になった。

2012/07/31

雪下睦月

発売当時、妹が購入したものを借りて読みました。私の記憶が確かなら、皆が心の中では薄々思いつつも、言い出せなかった事を最初にいった作品。つ/ま/り/ホームズとワトソンってアレでない?って事を堂々と言った作品。W/HでもH/Wでもどちらもいけると思いますが、ワトソンの苦悩は女性より男性の方がより共感できるのではないか.....?と読みながら思いました。相手がS氏だからと云うのもあるでしょうが、W氏の苦悩っぷりにくらべ、同じ同性愛者であると思われる女達の強かさと開き直りっぷりが鮮やかです。

2012/09/12

ネムコ

読メで知った本。いえ、見かけたことはありましたが、そーゆーお話とは思いませんでした。ワトソン博士とホームズのプラトニック・ラブストーリー(たぶん…)。真面目に時代考証をしていて、旅行シーンなど目に浮かぶよう。イギリスで男色が法律で禁止されていたとは知りませんでした。禁止しなければならないってことは、それほど一般的だったということですよね。ちょっとびっくり。

2012/09/22

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