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永遠の昨日

永遠の昨日

永遠の昨日

作家
榎田尤利
紺野キタ
出版社
白泉社
発売日
2010-11-01
ISBN
9784592862734
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永遠の昨日 / 感想・レビュー

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りゅう☆

単行本で読了済。前回読んだ時はこんなに泣いただろうか?トラックに轢かれ死んでしまった浩一。生き生きとした死体ではあったけど、じわじわと自分の前から消えてしまうのが分かって不安になる満。生まれた時から死は必ず訪れる。死を現実に感じ取ること、家族は深い絆で繋がってること、大切な人を失う悲しさ、でもそれを受け入れて生きなければならないこと、そこには愛があるということ。BLってイケメン達のハピエンてのが多いし、だからこそ安心求めて読み続けてるけど、これはBL云々関係なく切ないけど優しいラブストーリー。胸いっぱい。

2020/08/02

りゅう☆

2022/3/23発売の改稿版を読むにあたって読み比べを。こちらは2010/11/25初版発行。イラストは紺野キタさん。ノベルズ版と比べると挿絵のページが少ないけど、とても線のキレイな絵がステキ。ノベルズ版より加筆修正されてるけど、設定にほとんど差異はないかな。浩一が元気な時のクラスメート写真の絵が好き。永久保陽子さんによる解説つき。

2022/03/25

papako

初めてBOOK・OFFでBLゾーンに足を踏み入れて買ってみました。めちゃくちゃ良かった!何?いきなりゾンビ?どうなるの?高校生の二人満と浩一、登校中に浩一がトラックに轢かれてしまう。でも死なない。血まみれで学校へ。って書くとホラー&ギャグ?となりますが、いやいやどうして泣かされました。二人は恋人というか初々しいカップル。死と別れについて考えさせられました。エッチにつながる流れも自然で切なくキュンとなります。『いっていいよ浩一。もう逝って、いいよ』男同士とか関係ない。めちゃくちゃ良かった!

2019/07/09

はつばあば

この本をBLに括ってしまうのはどうかと・・誰もが読んで欲しいと思う本かも。「黄泉がえり」は、かつて死んだ人が自分の元へ帰ってきたら・・って内容だったと思う。この本は突然の別れ。徐々に愛する人の死を忘れこれからも生きていかねばならない者と、死を迎え置いていく者への断ち切れない想い。もう少しの私と爺様の現世での生活・・独りになる怖さ。慣れるまで傍にいてくれんかしら。?私の方が早く逝くようなら待たずに逝くからね(#^^#)

2018/06/16

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

生きている限り別れというものを避ける事は出来ない。小さな事から胸をえぐられるように苦しいものまで。だから、正直にいうと死別ものは苦手なのだ。最初から終わりは読める。わかってたんだけど、泣いちゃったね(苦笑)親友の死にも淡々としていた満が、少しずつ現実を見つめ、大好きな浩一を逝かせることを受け入れるまでの描写がすごい。切ないまでの二人の気持ちがジワジワ沁みてくる。泣きながらBLのエッチ読んだのは初めてかも。榎田さんらしいコミカルな会話とキャラのおかげで癒される箇所もあり読みやすい。とても綺麗な物語。

2012/01/08

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